プロ志望届を提出している西日本工業大の150キロ左腕・隅田知一郎投手が、秋季リーグ戦開幕戦で先発し、7回2安打13奪三振無失点の快投を見せた。
5者連続を含む13奪三振
非常に安定していた。隅田知一郎投手は非常に安定したフォームからストレート、スライダーを繰り出し、出てくるバッターを次々と三振でねじ伏せた。7回を投げて2安打13奪三振、途中、5者連続三振を奪うなど、まさに快投だった。
同じ北九州出身の左腕投手の横浜DeNA・今永投手のフォームを、「足を上げてから着地までは参考にしています」と話し、球の出どころの見えにくさ、フォームと投げられる球のギャップなど、様々な点で近い投手になってきた。
この日は12球団25人のスカウトが視察をし、阪神は3人態勢で視察をした。
阪神・前田スカウト:「順調に成長していますね。変化球が多彩で直球もスピード以上に手元でくる。制球が良く、リードする捕手に楽しいと思わせる投手。即戦力で通用する。1位で消える素材と思う」
巨人・榑松スカウト次長:「投球センスが抜群。素晴らしい投手」
福岡ソフトバンク・岩井スカウト:「何がいいというのではなく、とにかく全体的にいい。左投手として体格もちょうどいいし、バランスもいい」
隅田投手は既にプロ志望届を提出しているが、「1位で行きたいと意識している」と話し、「ソフトバンクの和田さんのように、長く活躍できる投手になりたい」と話した。
この日の試合は隅田投手の降板後に逆転を許して敗れたが、隅田投手のドラフト1位指名がしっかりと見えてきた試合となった。
ネット裏のスカウト陣も舌を巻いた。阪神は3人態勢で視察し、担当の前田スカウトは「変化球が多彩で直球もスピード以上に手元でくる。即戦力で通用すると思う」と絶賛。巨人・榑松スカウト部次長も「投球センスが抜群。素晴らしい投手」と称えた。
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