東京六大学が明日開幕する予定で、プロ注目の右のスラッガー・慶応大の正木智也選手が注目される。
去年の秋とはレベルが違う守備をしている
正木智也選手はこの春、4本塁打、12打点で2冠に輝き、大学を3季ぶりの優勝に導いた。そして大学野球選手権でも準決勝、決勝で2本塁打を放ち、5安打7打点でMVPを獲得、並み居る強豪大のスラッガーを相手に、堂々と頂点に君臨した。
それでも、「甘い高めの球に対する見逃しが多かった。高めの球を打つことで長打は増えていくと思う」と成長するポイントを見つけており、夏はその課題に取り組んだ。
正木選手の場合、課題は守備と思っている。昨年秋はライトを守り、足や肩は良いものをみせていたが、打球判断に課題があり、フェンスに激突するなど、危険なプレーをしていた。これでは将来、大怪我の可能性もあり、心配されたが、この春は一塁を守った。
しかし、この秋は堀井監督も「去年の秋とはレベルが違う守備をしている」とライトで起用するという。正木選手も「本職なので落ち着いて守れる。一塁の経験で野球の幅も広がった」と話す。
打つほうでは打率でのタイトルも目指し、3冠王を目指す。そしてチームとしては秋季リーグ戦と明治神宮大会を獲り、4冠を目指す。
個人的には外野で打球の追い方などをチェックし、プロでも外野手でやっていけるかを見たい。それが問題なければ、右の大砲としてドラフト2位までに指名されると思う。レベルが違う守備というのを楽しみにしている。
春季リーグは4本塁打、12打点で2冠に輝き、チームを3季ぶりの優勝に導いた。今秋ドラフトで上位候補に挙がる大学球界屈指のスラッガーは6月の全日本大学選手権では準決勝、決勝で2本塁打を含む5安打7打点でMVPを獲得し日本一に導いた。チームとしても個人としても最高の結果を残したが「甘い高めの球に対する見逃しが多かった。高めの球を打つことで長打は増えていくと思う」と夏の練習期間は新たな課題に取り組んだ。
春はチーム事情で一塁を守ったが、秋は慣れ親しんだ右翼での起用が予定され「本職なので落ち着いて守れる。一塁の経験で野球の幅も広がった」と手応えを語る。堀井哲也監督も「(右翼を守った)去年の秋とはレベルが違う守備をしている」と太鼓判を押した。

コメント