国学院大が中央大に勝って東都リーグ春・秋連覇を果たした。ドラフト会議で指名漏れとなった瀬戸成一郎選手が決勝打を打った。
試練
試練から開放された。プロも注目した選手だったが、今年8月の練習中に右足甲に死球を受けて骨折、オープン戦では打席に立ったものの、走ることはできなかったため、出塁する度に臨時代走を送る特別ルールを相手チームに了承してもらって出場していたという。
その影響もあってか、プロ志望届を提出したものの、ドラフト会議で指名はなかった。国学院大からは福永奨選手と川村啓真選手と3人でプロ志望届を提出したが、唯一指名漏れとなってしまった。
しかし、リーグ戦では「前半は焦りがあったが、後半はシンプルに自分のスイングができた。少しは役に立てたかな」と徐々に打撃の調子を挙げていた。この日は初回、1,2塁のチャンスで、右中間を破る先制の2点タイムリー2ベースヒット、昨日は2安打完封負けをしていた打線に火をつけた。これが決勝点となり国学院大は優勝した。
ドラフト会議で指名されなかった場合は、社会人野球でプレーすることになっていた。仲間からは「社会人野球からはドラフト1位だ」と励まされ、「切り替えることができたから、こういう結果が出たと思う」と話した。
リーグ戦連覇という大きな覇業を成し遂げた。後は明治神宮大会で日本一、そして社会人野球で2年後のドラフトを目指したい。

試練の連続だった。8月の練習中に右足甲に死球を受け、骨折。秋季リーグ開幕直前のオープン戦で打席に立ったが、出塁する度に臨時代走を送る特別ルールを相手チームに了承してもらっての出場だった。
10月11日のドラフト会議。福永奨主将(4年・横浜)はオリックス3位。川村啓真(4年・日本文理)は西武から育成4位で指名された。プロ志望届を出した3人で唯一、名前を呼ばれなかった。指名漏れの際は、社会人でプレーすることを決めていた。仲間たちからは「社会人野球からはドラフト1位だ!」と声をかけられ、救われた。「切り替えることができたから、こういう結果が出たと思う」と感謝した。
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