日本大は2月1日に練習を公開した。エース・赤星優志投手(巨人ドラフト3位)が抜けるものの、151キロ右腕の杉本幸基投手、148キロ右腕の田嶋俊輔投手、147キロ右腕の岸川海投手が連日ブルペン入りし、エースの座を競っている。
日本一へ
毎年のように好投手のいる日本大、昨年は赤星優志投手が1部昇格、そして秋は2部で2勝3敗、2試合連続完封勝利を挙げ、エースとしてチームを率いていた。
その赤星投手が巨人にドラフト3位で指名され、プロへと飛び立った。そして今年は4年生になる杉本幸基投手、田嶋俊輔投手、岸川海投手がブルペンでアピールを続けている。
オリックス・田嶋大樹投手を兄にもつ田嶋俊輔投手は、181cm83kgの体のある右腕投手で、最速は148キロを記録する。片岡監督も「肩甲骨の扱い方が上手く腕が遅れて出てくる。打者はタイミングが取りづらい」と評価し、縦に割れるカーブを武器とする。
昨年秋にリーグ戦初登板をすると、5試合12回1/3を投げて防御率0.73と安定した投球を見せ、今年は「先発をやりたい。投げる試合は全部勝利に導きたい」と意気込む。目標は兄と同じ舞台で、その目標に向けて「赤星さんが目標と基準になる。強いストレートで押して緩急を使っていきたい」とストレートを磨く。
杉本投手は最速151キロの速球を投げ、昨年は先発にも起用されたが、制球に苦しみ結果を出すことができなかった。片岡監督は紅白戦で「3球で仕留めること」を投手陣に求め、制球力の向上に期待をしている。岸川投手も二松学舎大付で1年時から注目されていた投手で、180cmの上背もあり147キロの速球を投げる。
そして日大には、最速152キロの速球を投げてプロも注目した関東第一の市川祐投手、183cmの左腕で最速145キロの速球を投げ、隠れた注目候補だった日大豊山の玉井皓一朗投手などが入るが、片岡監督は「結構仕上げてきたなという選手もいる。競争させて春のリーグに間に合えば使っていきたい」と話した。
最後の年となる4年生、そして強力な1年生などが競争し、強力な日大投手陣が出来上がっていく。注目したい。

大黒柱不在の投手陣で、4年生右腕の岸川海、杉本幸基、田嶋俊輔の3人が連日ブルペン入りし、順調な仕上がりを見せている。片岡監督は「エースが抜けた自覚を持って練習ができている。誰が出てくるか楽しみ」と期待をかける。
新たに加わる1年生投手にも期待大だ。最速152キロ右腕・市川祐投手(関東第一)や最速145キロ左腕・玉井皓一朗投手(日大豊山)ら高校時代に注目を集めた好投手がそろう。すでに練習参加している選手もいる。片岡監督は「結構仕上げてきたなという選手もいる。競争させて春のリーグに間に合えば使っていきたい」と1年生を即戦力で起用するプランも明かした。

1メートル81の83キロの体躯から繰り出す最速148キロの直球と縦に大きく割れるカーブが武器だ。今年は軸として期待される右腕を、片岡昭吾監督は「肩甲骨の扱い方が上手く腕が遅れて出てくる。打者はタイミングが取りづらい」と評する。佐野日大時代は最速138キロだった直球はウエイトトレーニングによる10キロの増量と、下半身主導の投球フォームに改良したことで最速148キロまでアップした。
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