早稲田大が日本ハムの2軍とプロアマ交流戦を行い、プロ注目の蛭間拓哉選手が、2回の第1打席でホームランを放った。侍ジャパンの栗山監督が視察し絶賛している。
一発で仕留められる
蛭間拓哉選手は2回、第1打席に北海道日本ハム先発の池田投手と対戦すると、2球目の132キロのスライダーを捉え、打球はやや低い打球だがライトスタンドへと運んだ。
新型コロナの感染防止のために蛭間選手のインタビューはなかったが、ホームランを浴びた池田投手は「しっかり捉えられた。雰囲気がありますね」と話した。
この日は侍ジャパンの栗山監督が視察をしたが、「レベルが高いのは間違いない。池ちゃんも最初はボールが切れていた。あの1球くらいしかなかった。それを一発で仕留められるのは楽しみ。
栗山監督は蛭間選手の走塁や守備にも視線を送り、4回にはセカンドゴロだったものの、一塁まで全力で駆け抜け、50m5.94秒の足を見せると、「僕、この世界、プロで活躍しますというメッセージなような感じはする」とアピールする姿を評価していた。
栗山監督は2日に日本体育大の矢澤宏太選手を視察しているが、3月5日、6日に行われる予定だった台湾との強化試合では、矢澤選手、そして立教大の山田健太選手を招集する予定だった。来年春にWBCが行われるが、現在の4年生が来春のトップチームのメンバーとして出場する可能性は低いと思う。しかし、栗山監督は「もちろん今のプロ野球で大活躍している選手が中心に行くんだけど、世界一になるために、若い、一気に駆け上がる勢いを持った選手が何人か必要。それを探しているところもある。その素材だけはしっかり見落とさないように、気を付けてやるつもり」と話す。
昨年は佐藤輝選手、牧選手、早川投手、伊藤大海投手など、ルーキーが一線級の活躍を見せる中で、今後もアマチュア野球の選手を注目していく。


3日、鎌ケ谷で行われた日本ハム2軍とのプロアマ交流戦を視察。蛭間は2回の第1打席で、日本ハム先発池田の2球目、132キロスライダーをとらえて右越えのソロ本塁打。栗山監督は「池ちゃん(池田)も最初はボールが切れていた。あの1球くらいしか(甘い球は)なかった。それを一発で仕留められるのは楽しみ」と話した。

「しっかり捉えられた。(打席で)雰囲気がありますね」と池田。中止となった侍ジャパンの台湾代表戦でも最終候補に残っており、視察に訪れた侍ジャパン・栗山英樹監督(60)も「(甘い球は)1球くらいしかなかったのに、そういうのを一発で仕留められるのは楽しみだね」と評価した。

来年3月に予定されるWBCへ向けても楽しみな存在だ。栗山監督は1日にもオープン戦の日体大―東京ガス戦を視察するなど、アマ球界にも発掘の目を光らせる。蛭間ら新・大学4年生は、プロ入りしていたとしてもWBCの時期はまだ公式戦の開幕前。今のうちからその伸びしろを注視していく必要がある。「もちろん今のプロ野球で大活躍している選手が中心に行くんだけど、世界一になるために、若い、一気に駆け上がる勢いを持った選手が何人か必要。それを探しているところもある。その素材だけはしっかり見落とさないように、気を付けてやるつもり」と、WBCにおいては過去に例のない大抜てきの可能性をほのめかした。
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