近畿大のプロ注目左腕・久保玲司投手が、関西大を2安打1失点に抑えてリーグ戦初の完投勝利を挙げた。
制球力
久保玲司投手は最速151キロを記録するが制球力で勝負する左腕投手で、この日も低めに集められた球で打たせてとる。9回を投げて113球、2安打3奪三振1失点と安定した投球で完投勝利した。「球はいってなかったが、調子はまあまあでした。カウントを悪くしてしまう場面もあったが、低く低く集められた」と話した。
田中監督も「丁寧に投げられていた。無四死球は素晴らしい」と評価する。今年は久保投手は「完投」をテーマにする。先週の立命館大戦でも延長10回途中までを投げた。
「個人的にはプロという目標はありますが、僕らの代で神宮に1度も行っていないので神宮へ行きたい」と話し、プロ入りのためにガンガンストレートを見せるのではなく、チームで結果を残して大学野球選手権出場を第一の目標としている。
それでも、2年先輩の佐藤輝明選手と共にプレーしていた時に、「その体じゃあかんな」と指摘され、「僕もプロに行きたいと思った」と体を作った。今年1月には「野球人生で一番、大事な年になる」と話しており、プロ入りは意識をしている。
この春は制球重視の投球でまずは全国でその姿を見せ、夏から秋にかけては球速を速くした投球を見せるかもしれない。

プロ注目の近大・久保玲司投手(4年=関大北陽)が9回2安打1失点完投でチームの開幕3連勝に貢献した。「球はいってなかったが、調子はまあまあでした。個人的にはプロという目標はありますが、僕らの代で神宮に1度も行っていないので神宮へ行きたい」と前を向いた。

持ち味の制球力を発揮し、昨秋リーグ王者の関大打線を抑えた。「カウントを悪くしてしまう場面もあったが、低く低く集められた」と納得の表情。田中秀昌監督も「丁寧に投げられていた。無四死球は素晴らしい」と好投をたたえた。
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