首都大学リーグの日体大はこの日、春季リーグの最後の試合と戦い、帝京大に10−6で勝利した。8勝3敗でリーグ2位が確定した。
秋へ
二刀流として注目される日体大の矢澤宏太投手は、この日は2番DHで出場すると、初回にライト前にヒットを打ち、6回にはライトオーバーのタイムリ2ベースヒットを打った。
これで春の全日程を終え、投手としては7試合に登板し6試合に先発、4勝2敗で防御率1.83を記録した。また、打者としては11試合で40打数14安打、打率.350。1本塁打8打点だった。
打撃では「今回のリーグ戦は今まで引っ張って打つことを意識していた中で、配球を読んだり逆方向を狙ってみたり、いろいろ変化できたことに手応えを感じています」と色々挑戦をしていた。リーグ戦序盤から打率を残すことをテーマと話し、結果として打率としてはキャリアハイとなった(2年秋は打率.368も規定打席未到達)。
投手としても1リーグで4勝は初だったが、「無駄なフォアボールが多い、無駄な球が多い。ストライクゾーンで勝負できる球のキレを高めていきたいです」と話した。
二刀流のドラフト上位候補としてリーグ戦序盤から多くのスカウトが視察をし、高い身体能力もあることから、一定以上の評価はされていると見られる。しかし、矢澤選手は納得はしておらず、「投手としてもドラフト1位、野手としてもドラフト1位で評価していただきたい。どっちもやっているからというわけではなく、ひとつひとつのプレーを見ていただきたい」と話し、秋に向けてさらに成長しアピールすることを誓った。
大学野球選手権に出場はできず、全国の舞台でのアピールとはならなかったが、侍ジャパン大学代表候補合宿に呼ばれることは確実とみられ、そこで、やっぱり矢澤という評価を受けてステップにし、秋は投打でドラフト1位確実という評価を勝ち取りたい。

二刀流として注目を集めた中で「投手としてもドラフト1位、野手としてもドラフト1位で評価していただきたい。どっちもやっているからというわけではなく、ひとつひとつのプレーを見ていただきたい」と高い目標を口にした。
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