中京大の沢井廉選手がこの日、痛烈な安打を放った。6球団のスカウトが視察に訪れ、巨人・オリックスのスカウトがスイングを評価した。
「ドラフト1位でプロにというのは強く思っている」
沢井廉選手はこの日、第1打席で外角のストレートを強く振り抜くと、打球は痛烈にセンター前に抜けた。「脱力した状態で甘い球を仕留めることを意識した。ホームランをイメージしていたんですけど、その後もボール球を見極められてよかった」と話した。
沢井選手はスラッガータイプの選手として、昨年冬の大学代表合宿では中央大の森下翔太選手とともにスイング力で頭一つ抜けていた。しかしこの春は、2打席連続ホームランを放ったものの、出場できない試合もあったりと、打率.265、2本塁打、4打点に終わった。
この夏は体重は100kgをキープしながらも「リーグ戦後半でもへばらない体づくり」と筋肉量を増やし、「体のキレ」を出すトレーニングを続けた。
この日は6球団10人のスカウトが視察をし、
巨人・水野スカウト部長:「バットが振れるのは魅力」
オリックス・下山スカウト:「速い球に強くて逆方向に打ち込む技術もある。強く振る力は全国でもトップクラス」
とスイング力を評価した。
沢井選手は「ドラフト1位でプロにというのは強く思っている。その中でリーグ戦はリーグ戦。自分の経験してきたものをすべて出していきたい」と決意を示す。大学生スラッガーとしては、何度も言うように森下選手と沢井選手がトップ2だと思う。巨人などスラッガーの獲得を目指す球団は、この2人の指名へと繋がりそうな気がする。

スタンドにはNPB6球団のスカウト計10人が集まり、和製長距離砲候補に熱視線を送った。巨人の水野スカウト部長は「バットが振れるのは魅力」と話せば、オリックスの下山スカウトも「速い球に強くて逆方向に打ち込む技術もある。強く振る力は全国でもトップクラス」と評価する。
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