最速154キロの速球を投げる立教大の荘司康誠投手が、東大戦に先発すると、7回1安打11奪三振1失点ち力を見せた。
日本ハム・稲葉GM高評価
荘司康誠投手はこの日、最速は149キロで球が上ずり、調子は良くなかった。しかし、「逆に高めに見せる。まっすぐで決めるというよりも決める前の見せ球にした」と鋭く沈むスライダーを決め球に選択し、東大打線から11三振を奪った。「決め球がいいコースに決められていたので。しっかり投げ切れたのが1番かなと思います」と話した。
この日は3球団が視察すると、北海道日本ハムの稲葉GMが8日に続いて荘司投手を視察し、「長いイニングを投げているのは初めて見たけれど、変化球もしっかり投げられていてストレートも速い。投げ下ろす角度がある。三振がほしいところで取れていた。ポテンシャルは非常に高い。もっともっと伸びる可能性がある」と評価した。
今年は苦しむ投球が多い中でも、法政大戦では154キロを記録するなど持っている球の良さがある。投手としての実績や経験はまだ浅い中で、まずは素質が評価されることになりそうで、将来性を評価した球団が指名することになりそうだ。ドラフト1位の可能性もあれば3位以下の可能性もあると思う。

この日の最速は149キロ。4日に行われた法大との3回戦ではリーグ戦最速の154キロを記録したが、直球の調子が上がらなかった。しかし、低めに決まらなかったことを逆手に取り「逆に高めに見せる。まっすぐで決めるというよりも決める前の見せ球にした」と臨機応変に対応。スライダーを軸に11個もの三振を奪い取った。自身初の2桁奪三振に「決め球がいいコースに決められていたので。しっかり投げ切れたのが1番かなと思います」と振り返った。

20日のドラフト会議に向けて視察した3球団のスカウトにアピールした。日本ハムの稲葉GMは「直球が速く、投げ下ろす角度がある。三振がほしいところで取れていた。ポテンシャルは非常に高い。もっともっと伸びる可能性がある」と高評価だった。

189センチの長身から最速157キロの速球を投げ込む右の本格派。今秋は5試合で防御率3・52と苦しむ中、変化球を駆使して1失点に抑えた。バックネット裏で視察した日本ハム・稲葉篤紀GMは「ストレートも速いですし、上背があって投げ下ろしの角度もある。変化球も使える」と評価。「もっと伸びる可能性がある」と期待した。

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