2日前の試合で完封勝利を挙げた東洋大の細野晴希投手が、国士舘大との3回戦に中1日で先発すると、7回109球を投げて4安打6奪三振2失点にまとめ、勝利に貢献した。この試合には4球団のスカウトが視察し、東北楽天のスカウト部長が評価をしている。
中1日
細野晴希投手は国士舘大との初戦で130球を投げて完封勝利を挙げており、この日は中1日での先発となった。「乾コーチから5回まではピッチャーの仕事。6回からは27個のアウトに近づけるように1個ずつアウトを増やしていくという意識で投げろと言われているので、そういう意識で5回まで投げました。6回から1個ずつという思いでした」とアドバイスをされたように、5回まではソロホームランの1点に抑え、6回からは一つ一つアウトを取っていくような形で粘りを見せた。
7回は全力でいけと井上監督に言われ、暴投で1失点し同点に追いつかれたものの、この日最速の154キロを記録した。最後のバッターも153キロのストレートで三振を奪い、7回4安打6奪三振2失点で投げ終えた。「井上さんがマウンドに来て、全力でいけと言われたので、この回が最後なのかなと思って力を入れました。握力がちょっとだけ抜ける感じはしましたが、体力的な疲れは、あまりなかったです」と話した。
この試合には4球団のスカウトが視察をしたが、東北楽天の後関スカウト部長は「ボールが決まれば簡単には打てない。スライダーも大、小ある。簡単にストライクが取れれば幅も広がる。」と評価した。
1回戦では最速は147キロだったが、思い切り投げればこれくらい出るという威力を見せた。ドラフト1位指名は確実で、将来の球界NO.1左腕を何球団が指名するかという所だろう。

▼楽天・後関昌彦スカウト部長 ボールが決まれば簡単には打てない。スライダーも大、小ある。簡単にストライクが取れれば幅も広がる。


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