プロ注目のドラフト候補左腕、国学院大の武内夏暉投手が、駒沢大戦で5安打11奪三振で完封勝利を挙げた。埼玉西武、中日、阪神スカウトが評価をしている。
亜大戦を反省
武内夏暉投手は大型左腕投手で最速149キロの速球に、大きな変化球を交えた緩急をつけた投球が注目され、ドラフト上位候補に名前があがる。
今季は第2週の亜細亜大戦で4回途中7安打2失点で降板し、「力みすぎて、納得いく投球じゃなかった。亜大戦が終わった後から脱力感を意識して調整した」と調整をしていた。
この日の駒沢大戦で先発すると、キレの良いストレートでインコースを攻め、変化球もキレが良く三振を奪った。9回を投げて5安打11奪三振で完封勝利、「今日は、勝手にボールがいく感覚で投げられた。結果に表れてよかったと思います」と話した。
この試合には東北楽天、阪神、埼玉西武、巨人、中日など複数球団が視察をしており、スカウトからは高い評価が聞かれた。
埼玉西武・潮崎編成グループディレクター:「コントロールが良く、バランスも良く投げている。変化球もストライクがとれるし、押したり引いたりできる。真っすぐもスピードガン以上に速く見える。最近、なかなかこういうタイプがいない」
中日・正津スカウト:「ていねいに投げている。どの球でも低めに集められる。右左のインコースを突けるのでバッターは的を絞りづらい」
阪神・吉野スカウト:「真っすぐも変化球もコントロールがいい」
なかなかいないタイプの左腕投手として、高く評価されてドラフト会議で指名される可能性がある。

試合を視察した西武の潮崎哲也編成グループディレクターは「コントロールが良く、バランスも良く投げている。変化球もストライクがとれるし、押したり引いたりできる。真っすぐもスピードガン以上に速く見える。最近、なかなかこういうタイプがいない」と評価した。

バックネット裏で視察した中日・正津英志スカウト(50)は「ていねいに投げている。どの球でも低めに集められる。右左(打者)のインコースを突けるのでバッターは的を絞りづらい」と制球力を高く評価した。


コメント