侍ジャパン大学代表はこの日、社会人チームとの練習試合2戦目となる東芝と練習試合を行い、4−2で勝利した。
勝利でアメリカへ
この日は中心メンバーと期待される青山学院大の西川史礁選手が3年生ながら4番を任されると、4打数3安打1打点と活躍を見せた。また5番を打った明治大の上田希由翔選手も初回にタイムリー安打を打ち、主軸が活躍して4点を奪った。
投手では先発した青山学院大の常広羽也斗投手が3回2失点だったが、東洋大の細野晴希投手が1回1安打1奪三振無失点、亜大の右腕・草加勝投手が3回無失点の投球を見せる。細野投手は東都リーグの入れ替え戦で185球を投げてから中8日での登板に「もう疲労感はなくて、今がちょうどいい感じです」と話す。草加投手は152キロを記録したものの3安打を許した。「まだボールに慣れていないので、真っすぐは何とかなるけど変化球がうまくコントロールできていない」と、日米大学野球で使用する国際球への対応について話した。
このあとは、桐蔭横浜大の古謝樹投手、九州共立大の右腕・木村仁投手がそれぞれ1回を無失点に抑え、東芝に4−2で勝利した。大久保監督は「投手はまだボールに慣れていなくて変化球の精度がもう一つ。それでも草加、細野は真っすぐでは対応できているような感じ。」と話し、投手はある程度計算ができている。しかし、もう少し、打ってくれれば」と打撃については課題とした。
この日は侍ジャパンU12代表の監督で、プロ野球で内野の名手として活躍した井端弘和氏が視察をしたが、「西川選手は振れるし、追い込まれてからも、きっちり反対方向にヒットを打っていた。知らない投手が相手でも、長打だけでなくうまく対応できる打者。4番に座るとチームが落ち着くのかなと思う。守備では、宗山選手。打球によってオンとオフがあり、うまいなと思う」と話し、打撃では西川選手、守備ではショートを守る宗山塁選手を評価した。
今日は合宿最終日を行い、いよいよアメリカに向けて飛び立つ。
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