大阪商業大の151キロ左腕・高太一投手が神戸学院大との2回戦に先発し、5回4安打7奪三振1失点の力投を見せた。この試合には10球団のスカウトが視察し、東京ヤクルトは小川GM以下5人態勢で視察、高い評価を示した。
ヤクルト5人態勢
先発した高太一投手は初回、先頭打者に二塁打を浴びると、2アウト3塁から4番にタイムリー2ベースヒットを許して1失点した。それでも2回以降は2安打に抑え、5回までに7つの三振を奪う力投で、チームの13-1の勝利に貢献した。
最速は145キロで「状態はいい方ではない。勝てるピッチングに取り組んでいるので、完璧ではないですけど、少しはできたんじゃないかな」と話した。そしてプロ志望届を提出することを明言し、「高が投げれば勝てると思ってもらえるような投手になりたい」と決意を示した。
この日は東北楽天、阪神、中日、オリックスなど10球団のスカウトが視察し、東京ヤクルトは小川GM以下5人態勢で視察、その小川GMは「右打者のインサイド、左打者のアウトコースに来る直球の質が一番。左腕ですから、チームによって補強ポイントがそれぞれあるが、力だけで言えば上位候補になるんじゃないか」と評価した。
キレの良い151キロのストレートにスライダー、フォークを織り交ぜ、調子が悪いながらも抑える投球もこの日は見せることができた。大学生左腕投手では東洋大の細野晴希投手が158キロを記録しており圧倒的で、國學院大の武内夏暉投手が先発もできる2番手と評価される。
そこに続くのが、侍ジャパン大学代表入りした桐蔭横浜大の古謝樹投手、法政大の尾崎完太投手、明治大の石原勇輝投手、星槎道都大の153キロ左腕・滝田一希投手などとなるが、古謝投手と高投手は先発としてもリリーフとしても即戦力として評価され、貴重な左腕投手の候補として3位前後で指名されるのではないかと思う。
特にヤクルトのこの日の視察で、指名候補として評価していることが十分に示され、指名が有力と見られる。

この日は、NPB10球団のスカウトの前で、状態が上がらない中でも試合を作り、ヤクルト・小川GMは「左腕ですから、チームによって補強ポイントがそれぞれあるが、力だけで言えば上位候補になるんじゃないか」と評価した。



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