関西学生リーグでは立命館大の桃谷惟吹外野手と谷脇弘起投手の活躍で関西学院大に勝利して勝ち点を獲得した。4球団のスカウトが訪れたが、二人はプロ志望届の提出については、少し状況が違っている。
プロ志望は
桃谷惟吹外野手は履正社高校で2019年に夏の甲子園で優勝したメンバーで、強打の外野手として注目されてきた。一昨年12月の侍ジャパン大学代表候補合宿にも参加をしている。
この日は5番ライトで出場すると、初回2アウト1,3塁の場面で先制のタイムリーヒットをレフト前に放ち、6回には先頭打者でストレートをセンターへホームランを放った。「真芯ではなかったですけど、結構感触もよくて、いい感じで上がってくれた」と話した。
ややオープンスタンスに構えて逆方向への強い打球を意識したフォームで、夏のオープン戦では3本塁打を放っており、状態は非常に良い。この日は4球団のスカウトが視察に訪れていたが、プロのスカウトも期待をしながら見ていた選手で、この日の1本塁打2安打2打点の活躍は、少し目の色が変わるものになるかもしれない。
また、エースの谷脇弘起投手は1回戦の続き中1日で先発すると、3回で降板したものの3回3安打無失点と試合を作り、4-3の勝利に貢献した。
試合後に桃谷選手はプロ志望について「悩んでいる。上のレベルではやりたいので、プロだったり、しっかり目指してやっていきたい」と話し、プロ志望届を提出するかどうかは熟考している。一方、谷脇投手はプロ志望届提出を明言した。
桃谷選手は「ずっと優勝できてなくて、悔しい思いをしてきた。この秋にかける思いは強いです」とリーグ制覇に視点を置く。その目標に向かう過程で、進路の決断もしていく事になる。




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