ドラフト上位候補に名前が挙がる専修大の西舘昂汰投手が拓殖大戦で先発したが、5回まで好投するも6回に乱れて、9安打6失点で降板した。それでも視察したプロ球団の首脳クラスは高く評価した。
上位の評価
西舘昂汰投手はこの日、5回まで無失点に抑えていたものの、6回に球が浮き始めると、先頭打者にソロホームランを浴び、そこから拓殖大打線に畳み掛けられて6失点、斎藤監督も「この1本で明らかに西舘の表情が変わった」と話し、5回2/3で9安打6失点で降板した。
西舘投手は試合後に「カーブのキレ、変化球の精度がよくなかった」と話し、調子が良くなかった事を反省した。
この日は7球団のスカウトが視察し、GMなど首脳クラスの視察も相次いだ。
東京ヤクルト・小川GM:「一番は馬力。真っすぐに力があり、ある程度コントロールができて投げ分けができている」
埼玉西武・渡辺GM:「スケールが大きいし、真っすぐのコントロールがいい。評価は変わりようのない素晴らしい投手。上位の評価でしょうね」
福岡ソフトバンク・福山アマスカウトチーフ:「高校から見ているがボリュームアップし、素材感が上回る選手。これだけ好投手が多い年で、どこも即戦力が欲しい。高い順位で挙がるんじゃないかな」
と高く評価した。
187cmと体も大きく、152キロの速球を投げる西舘投手、スピードだけでなくこの秋は制球もしっかりとできており、投手としての進化を見せている。しかしこれまでもそうだが、まだ登板の波があり、試合中でどのようにこの波を抑えていくか。最初から調子の悪い時はそれなりの投球もするのだが、良い投球をしていて級に崩れたりする事もあり、これから更に心に自信をつけていく必要がある。
スケールの大きさや馬力でみれば、今年のドラフト会議で上位候補として注目される投手の中では一番で、将来を見るとドラフト上位候補の中に入ってくるのは間違いなく、状況次第では単独1位指名を狙う球団が出てくるかもしれないが、指名の位置的には大阪商業大の上田大河投手と同じくらいの評価で、ハズレ1位から2位で指名されるのではないかと思う。

ヤクルトの小川淳司GMは「一番は馬力。真っすぐに力があり、ある程度コントロールができて投げ分けができている」。西武渡辺久信球団本部GMは「スケールが大きいし、真っすぐのコントロールがいい。評価は変わりようのない素晴らしい投手。上位の評価でしょうね」。ソフトバンク福山龍太郎アマスカウトチーフは「高校から見ているがボリュームアップし、素材感が上回る選手。これだけ好投手が多い年で、どこも即戦力が欲しい。高い順位で挙がるんじゃないかな」と、いずれも高く評価した。
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