昨年大学野球選手権と東都リーグ春秋の王者、青山学院大が始動、西川史礁選手と佐々木泰選手のスラッガーコンビが注目され、147キロ左腕の児玉悠紀投手もドラフト1位指名を目指す。
児玉投手ドラフト1位指名目指す
青山学院大は昨年、常広羽也斗投手と下村海翔投手の2枚看板で大学野球選手権を制し、二人は共にドラフト1位指名を受けてプロへと飛び立った。今年はその穴が心配される中で、147キロ左腕の児玉悠紀投手が「自分も1位指名を目指して頑張りたい」と意気込みを示す。
児玉投手は日大三時代からキレの良いストレートが注目され、現在は最速147キロを記録する。秋の明治神宮大会ではやや調子の上がらなかった2枚看板に変わり、決勝の慶応義塾大戦で先発し5回5安打4奪三振無失点の投球を見せた。「本当に自信になった。あの経験をむだにしたくないし、次は日本一の胴上げの真ん中にいたい」と話す。
また今年は最上級生となるが、スラッガーコンビの西川史礁選手と佐々木泰選手が注目され、ドラフト1位候補に名前が挙がる。周りの選手が「ドラフト1位」と呼ばれる選手がいる中で、常広投手からも「プロで待ってる」と声をかけられ、「自分も同じように1位指名されるような選手になりたい」と、ドラフト1位指名の思いは強くなるばかりだ。
「自分にとっても大事な一年。ただ、個人の結果とかよりチームが勝つことを第一に考えたい。そしたらおのずと結果も出ているはず」と話す児玉投手、まずはドラフト1位指名に近づくために球速を150キロに乗せ、春は5勝を挙げたい。
今年の東都リーグ1部は、日大以外のチームは4年生だったエースが抜けるため、誰がエースとして柱となっていくのか次第で、1位から6位が決まってくる。青学大連覇のためには児玉投手、そして新2年の鈴木泰成投手などの台頭が不可欠だろう。



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