大阪桐蔭が始動、154キロ右腕・平嶋桂知投手、1年生の怪物・森陽樹投手など注目、徳丸快晴選手はプロ目指す

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近畿チャンピオンでセンバツでの戦いが注目される大阪桐蔭が、1月5日に今年の練習を開始した。154キロ右腕の平嶋桂知投手、1年生の怪物・森陽樹投手などが注目され、スラッガーの徳丸快晴選手は兄弟でのドラフト指名を目指す。

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大阪桐蔭が始動

センバツ優勝候補が始動した。今年もものすごいチームができそうな大阪桐蔭、まずは新3年生エースの平嶋桂知投手は、低反発バットとなる高校野球でもっと思い切った投球ができるようになると話した。

12月にチーム内の紅白戦を行ったが、大阪桐蔭の居並ぶバッターの新バットでの打球を体感し「もっと真っすぐを使ってみたり、ピンチになっても思い切ってしっかりストライクゾーンに投げていけば、今までみたいに変な当たりで長打になるとかいうのは少なくなってきたなと感じているので、思い切って勝負できるなと思っています」と話す。

平嶋投手は昨年6月の練習試合で154キロを記録したが、「最速154キロと言われているんですけど、ちゃんと出してないので。一回たまたま出て」と話し、自分の中では7月の大阪大会で出した152キロが最速だという。そして、センバツで「154キロを出したいです」を話した。

西谷監督もエースとしての投球を期待する。しかし秋の明治神宮大会では初戦の関東第一戦で先発したものの5回6安打4失点で降板し敗退した。「西谷先生からは、秋はオマエが1番つけていたけど、春はまだ分からないぞと言われて、秋でこのチームの絶対的エースになりきれなかったというのがあるので、僕がもっとしっかりしなきゃ、このチームは日本一になれないぞとも言われたので、もっと成長していかないといけないなと思いました」と話す。

チーム内には佐々木朗希・奥川恭伸級の怪物と言われる151キロ右腕・森陽樹投手や、149キロの速球を投げる中野大虎投手などの新2年生がおり、秋の投球のままでは、センバツでは投球の機会は多くなくなってしまうかもしれない。危機感を持って背番号1を死守する。

兄弟プロ

大阪桐蔭は打つ方でも充実している。抜群の身体能力を持つ境亮陽選手、スラッガーのラマル・ギービン・ラタナヤケ選手、徳丸快晴選手が並ぶ打線は迫力がある。

徳丸投手は両投の野手で、外野では左投げ、三塁を守ると右投げをしていたが、今は右投げを封印し、外野手に専念する。高校通算28本塁打のスラッガーだが、新バットについては「めちゃめちゃ変わったかと言えば、バットの芯に当たったらそこまで変わらないんですけど、詰まったり先っちょに当たると飛ばない感じ。今まで以上に芯に当てる技術だったり、ボールを飛ばすパワーをつけていかないといけないなと思います」と話した。

また徳丸選手は「今の時点では、強く思っているというのはないんですけど、プロ野球というのは昔から目標にしていた場所なので、将来的にはプロ野球に行きたいなっていうふうに思っています。」と話す。徳丸選手の兄は智弁和歌山のスラッガーとして活躍し、2021年の夏の甲子園で優勝をした。直接社会人野球のNTT西日本に進み今年が3年目となるが「お兄ちゃんはもう今年が勝負の年と言っていて、僕はそこまで深くは考えてません」と話す。

しかし、ドラフト会議で兄弟での同時指名の可能性について聞かれると、「そうなったらベストというか、お互い頑張ってやっていってそうなったらいいんですが、急ぎすぎてケガとかしたり、そういうのが一番もったいないんで、そういう面ではしっかり将来を考えて決めていきたいと思います」と話した。

大阪桐蔭の打線に入っていくと、周りもものすごいので凄さをアピールするのが難しくなり、徳丸投手ももっとアピールが必要と思いたくなるが、今は焦ってアピールをせずにとにかく高校野球での全国制覇を目指し、プロはその先にある。

センバツでは投手は新2年生が中心になってくるかもしれない。怪物の森投手が投球をする中で、エース平嶋投手がどこまでアピールする投球ができるか注目される。

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