神奈川大学リーグの横浜商大が始動し、プロ注目トリオの高根匠人投手、岩瀬風馬投手、松木光内野手が悲願の優勝を目指す。
強豪大学
プロ野球にも多くの選手を輩出している横浜商大だが、神奈川大学リーグでは2011年の春から12年間もリーグ優勝から遠ざかっている。2位で終わるシーズンも多く、ここ最近でも2022年秋から3季連続で2位、特に桐蔭横浜大との決戦で3季連続で2連敗と勝てずにいる。
145キロ右腕のエース・高根匠人投手は昨年春の桐蔭横浜大戦で古謝樹投手と共に先発をしたが、序盤に失点を重ねて降板した。古謝投手がドラフト1位でプロ入りし、「古謝さんが投げていると相手ベンチの雰囲気も良くて、必ず勝たせるという気迫が伝わってきた。自分も野手からそう思ってもらえる投手なりたい」と話し、相手エースから刺激をもらった。
秋もエースとして6試合25イニングを投げて1勝0敗、古謝投手が登板しなかった桐蔭横浜大に2連敗して優勝を逃し「たくさん経験もさせてもらっているので今年こそリーグ制覇に導きたい」とエースの背番号18に誓った。また、「目標はプロなので今年は大事な1年になる。春は4勝以上を挙げて何かタイトルも獲りたい」と話し、古謝投手を追いかける。
2戦目の先発を任されている岩瀬風馬投手も、「2位が続いているので今年こそ優勝したい」意気込みを示す。こちらは最速141キロの左腕投手だが得意のチェンジアップを駆使し、昨春にリーグ戦初登板をすると神奈川大戦で7回12奪三振の好投を見せ、昨夏のオープン戦で東芝を5回無失点に抑えて注目された。
高根投手が1回戦を任されている中で、「自分も負けたくない。春は何かタイトルも獲りたい」と話すが、「一緒にプロ入りできたら最高ですね」と共にプロ入りを目指す。
野手では松木光選手が打線を引っ張る。4番を打った昨春に打率.349を記録し、13打点で打点王となったが、ショートのベストナインは神奈川大の庄子雄大選手に奪われた。その悔しさをバネに「4割は打ちたい。ベストナインも取りたい」と話す。
遠投120mの強肩遊撃手で長打力もある木村選手と、同じく強肩遊撃手で50m5秒台の俊足・庄子選手のショート対決もリーグ戦の楽しみの一つだが、まずは2位を脱出し、桐蔭横浜大を倒して優勝を果たせるかが注目される。



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