慶応大が1月10日に練習を開始し、侍ジャパン大学代表候補の水鳥遥貴内野手や清原正吾選手などが始動した。
プロ一本
水鳥遥貴選手は184cmの大型遊撃手で昨年秋に規定打席に到達すると、打率.271、11打点を記録し、12月に行われた侍ジャパン大学代表候補強化合宿にも参加した。
昨年はキー局のアナウンサー試験を受験するなど一般企業への就職をかんげていたが、プロへの思いが強く、一次試験を通過した所で面接を辞退した。堀井監督にもいプロ一本に絞ることを伝えると、「夢を達成したいときは覚悟がいる。中途半端じゃダメだし、プロに行く選手の共通点は覚悟が違う」と言葉を授かった。
12月の合宿では明治大の宗山選手などと一緒にショートを守ったが、「まだ野球は終わりたくないな」と感じたという。そして、決意した夢に向かうために、「身体能力や足は十分にアピールできる。打撃をこの冬意識的に取り組んでます」と話し、4年時での更なるブレークを目指す。
また慶応大は清原正吾選手も新4年となり、大学野球最後の年となる。これまでリーグ戦での出場はわずか5試合で、記録したヒットも1本だが、「まずは春にスタメンを勝ち取ることが目先の目標。監督から与えられたポジションや打順で自分にできることに注力したい。僕の長所は長打力というところで自分の長所を伸ばしてやっていきたい」と話した。
堀井監督も「昨夏以降からすごい調子は上がっている。一人として期待している」と話し、昨秋三冠王の栗林泰三選手や、福岡ソフトバンクにドラフト3位で指名された広瀬隆太選手の穴を埋める選手と期待をしている。
年末年始は、昨年夏の甲子園で優勝をした慶応高の弟・清原勝児選手など家族4人で過ごし、父の和博氏とは「父親とは現状のバッティングの課題だったり、野球の会話をしました」という。「非常にほっこりしました。過去にいろいろとあった分、皆さんが当たり前の風景というのがなかった分、鍋囲んで4人でご飯食べてる姿はむちゃくちゃ幸せだったなと思った」と話した時間を過ごし、「ラストイヤーは家族のためにも長男坊として還元できたらなと思っている」と話した。
父の影響もあり注目度はいつも高かったと思う。それにしっかりと応えようとしてきた兄弟、昨年夏の甲子園で旋風を巻き起こした弟の勢いを、今年は兄が4年生として継続していく。





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