157キロ右腕、愛工大の中村優斗投手は160キロ大台に「あと9ヶ月で」

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最速157キロの速球を投げ、今年のドラフト上位候補として注目される愛工大の中村優斗投手が、リーグ戦での5勝と夢の160キロの大台を誓った。

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夢だった数字

昨年12月の侍ジャパン大学代表候補強化合宿で157キロを記録し一気に注目度が高まった中村優斗選手は、大学4年となる今年について、「まずはチームで勝つことです」と話し、春・秋のリーグ戦制覇を最初の目標として挙げた。

「周りの評価が上がっても、自分ではまだ全然だと思う。全国大会に出られていないし実績がないので」と冷静に今の立ち位置を分析する。合宿の紅白戦で157キロを記録し、リーグ戦でも調子の良い時は手がつけられない投球をする。プロのスカウトが臨んでいるのは、この投球が全国の舞台で見られるか。大舞台でそれができれば、ドラフト1位候補として二重丸で球団に推せる。

また球速についても160キロ到達を目指す。「夢だった数字」と話し、「157キロが出て現実味も出てきたので、あと9ヶ月で伸ばして行きたいです」と話した。映像による球速表示の坊っちゃんスタジアムでの計測で、一般のレーダーのガンでは152キロ前後だったようだが、リーグ戦でも昨秋に153キロ、秋に154キロを記録している。

この冬はそのためのトレーニングをしている。2月下旬から実戦練習で守備などを行い、「今年は勝負の年。けがなくやり切って、チームを全国に導きたい」と注目される1年に向かう決意を示した。

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