日刊スポーツはドラフトカード③の特集を掲載し、社会人野球、独立リーグのドラフト候補を紹介している。大阪ガスの大型遊撃手・高波寛生選手と日立製作所からBC神奈川に移籍した安里海投手を取り上げている。
大型内野手
高波寛生選手は188cm92kgの大型の遊撃手で、関西学院大から大阪ガスに進み今年2年目、ドラフト指名解禁となる。川越東では主将を務めていたが、「当時の監督に、打撃はCチーム以下、守備がピカイチだからお前はメンバーと言われていた」と話し、そこで1日1000球のティー打撃を行い打撃を磨いた。
関西学院大に進むと2年秋にファーストでリーグ戦に出場し、その後にサードからセカンドにコンバートされ、卒後湯を迎えた。大阪ガスでは体重を10kg増やすと、昨年11月の日本選手権では9番ショートで出場し、勝ち越し打を打つなど活躍をしてプロのスカウトも注目をしている。
関西学院大から大阪ガスを経てプロに進んだ先輩・近本選手を追う。「まずは都市対抗に出場して、選手権は連覇。1年間レギュラーで出続けて勝利につながる結果を残せば、おのずとその先にプロ野球が見えてくる」と話した。
プロ入りを目指して
安里海投手は東海大相模、東海大で活躍をし、日立製作所に進んだ。しかし、「入社1年目に不調で投げられない時にいろいろ考えることがあって、社会人は一発勝負も多いので調子野波があると投げられないとかもありますし、体が元気なのに自分の力が出せないという所に、どうなのかというのが」と話した。1ヶ月で10イニング以下の登板だった時もあり、NPBで活躍するために名門を辞め、独立リーグに移籍した。
「独立1年目でNPBに行くことに全振りしてやるのは間違いないです。強い覚悟で日立さんを辞めてきたので」と決意し、オーストラリアで行われているウインターリーグなどで汗を流した。
最速151キロ右腕が独立リーグでプレーする。昨年のドラフト会議での独立リーグ旋風により、社会人野球チームやクラブチームから独立リーグに移籍した選手も多く、今年も旋風が巻き起こりそうだ。
ドラフト候補リストはこちらに反映しました。
ドラフトカード③ 社会人編 ー 日刊スポーツ紙面 野球の国から
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