早稲田大のスリーと選抜で合格していた仙台育英の高橋煌稀投手と尾形樹人捕手、日大三の安田虎汰郎投手の侍ジャパンU18代表トリオと、昨年センバツで優勝した山梨学院の高橋海翔選手が、早稲田大の練習に参加した。
早稲田大
素晴らしい実績をもつ選手たちが入部する。仙台育英の高橋煌稀投手と尾形樹人捕手は、2年夏の甲子園で東北に初の優勝旗をもたらし、3年夏も決勝まで勝ち進み準優勝をした。また、侍ジャパンU18代表ではU18W杯で悲願の世界一を果たした。日大三の安田虎汰郎投手もこの夏の西東京大会から甲子園まで活躍を続け、共にU18W杯で世界一となっている。
また、昨春のセンバツで優勝をした山梨学院の高橋海翔選手も、高校通算47本を越すホームランを放った右のスラッガーとして注目される。高校ではファーストを守っていたが、大学ではショートに挑戦する。元々中学でやっていたと話し、高校では好守備の進藤天選手がいた事もあり守ることはできなかったが、「やりたいなと思った。まだ握り変えの部分が安定しないので極めていきたい。」と話した。
練習に参加し、仙台育英出身の高橋投手は「高校とはまた違った雰囲気。全てがガラッと変わった中で自分に合っている気がする。今日は良い練習ができたと思います。体づくりをして4年後にドラフト1位で指名されるように頑張る」と話すと、小学生からバッテリーを組んでいる尾形捕手も「先輩方がいて、いろいろな伝統がある。その一員になれたことが凄くうれしい。プロになるために来ている。土台をつくってから勝負したい」と話した。
安田投手も「自分は最後の夏でこういう道を皆さんに導いていただいた。改めて周りの皆さんに感謝したい。」と話し、「1日楽しかったです。走りのメニューとかキツいものもあったんですけど、先輩が優しくて凄く充実した初日だったと思います。」と初日を過ごせたことを喜んだ。
この4選手を中心に、次世代の早稲田大が作り上げられる。早稲田大では斎藤佑樹選手の時に、大石達也投手や福井優也投手などが1年時から注目され、4年後に3人ともドラフト1位で指名されている。大学でそれぞれが素晴らしい結果を残していたのは間違いないが、高橋投手、安田投手とも昨年までの高校野球での投球により、いろいろと影響はまだあると思う。
早稲田大では昨年所属をしていた飯塚脩人投手が、習志野高校で同じく高校3年時に活躍をし、U18代表でもリリーフエースとして150キロの球を投げていた。しかし、早稲田大入学直後のシート打撃での登板で肩を壊し、その後に肩の手術をしたものの思うような所まで戻ることができず、大学卒業と共に野球を卒業する。
選手やチームには、4年間で成長曲線を描くような形で投げるようにすることを強く望む。


しかし、入学直後のシート打撃で、「肩が抜けるというか、バン!みたいな音が自分の中でして、力が入らなくなった」と話す。その後に右肩を手術し、投球ができるまでになったものの、「痛くて。我慢しながら投げてたんですけど、さすがに無理だなって。腕がしびれて力が入らない状態だった。箸を持つのも痛かった」と、痛みとの戦いが続いた。

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