早稲田大の遊撃手・山縣秀選手がその守備で注目され始めている。
早大学院出身
山縣秀選手は高校の野球の強豪から早稲田大に進んだのではなく、早大学院高校から進学した選手で、2年生の2022年秋にショートのレギュラーを掴むと、昨年はドラフト候補の熊田任洋選手にポジションを渡してセカンドを守ったが、今年からショートに復帰した。
5月19日の法大戦では強烈な三遊間のゴロを逆シングルで捕球し、スライディングしながらセカンドに送球して併殺を完成させるなど、守備で勝負のポイントとなるプレーを見せた。小宮山監督も「山縣は、俺はグラブで飯を食うんだというくらいの覚悟で、プロに行きたいと言っている」と明かし、「守備をプロがどう評価するかだけれど、あの打力では無理だよね。プロをなめてもらっては困る」と言いながらも「守りだけでもというチームがあるなら、可能性はゼロではない」と話した。
東京六大学を視察し続ける広島の苑田スカウト統括部長も「ショートが欲しい球団なら、可能性はある」と話し、小宮山監督と同じ見方をしている。広島では強肩遊撃手として2020年のドラフト6位で指名した矢野選手が、今年はショートで素晴らしいプレーを見せているが、「大学時代の打撃では、矢野よりも山縣の方が上かもしれません。」と話す。それでも「しかし、矢野には捕ることに加えて、強肩と足の速さという抜群の武器がありました」と話し、山縣選手にももう一つ武器がほしいと話した。
山縣選手は2番打者として今季は打率.424を記録、2番打者としてコツコツとヒットを打っている。今季と秋の打撃次第となるが、小宮山監督は「これからどういう風になるか。打てば評価も上がるでしょう」と話した。
東京六大学では宗山塁選手というスペシャル級の守備をする遊撃手がいるが、スカウトも自然と山縣選手の守備も見る事になると思う。注目したい。

コメント
このタイトルの書き方だと、守備が矢野より上と誤解してしまいかねませんね。