南東北大学リーグの秋季リーグ戦がこの日開幕し、東日本国際大が大学代表の藤井優矢投手の好投などで10-3で勝利した。
藤井投手が3回を1失点
石巻専修大と対戦した東日本国際大は、5回までに5-2とリードすると、6回から侍ジャパン大学代表でプラハやハーレムでリリーフとして登板した藤井優矢投手が登板、5回の先頭打者に140キロ中盤の伸びのあるストレートで空振り三振を奪った。
しかし次の打者に四球を許すと、自らのエラーとタイムリーヒットで1点を失う。それでもこの回最後の打者そ再び空振り三振で抑えると、7回は3者凡退、8回も安打を許したが最後は併殺で抑え、3回を2安打3奪三振1失点に抑えた。
試合は8回裏に3点を奪い、10-3でコールドで勝利した。藤井投手は「チームでの試合が久しぶりで、最初は力が入ってしまった」と話し、「70点」と採点した。
大学代表での海外での試合では、食事などに苦労をしたものの、寺西成騎投手、篠木健太郎投手、中村優斗投手の同学年の投手4人で同じ部屋に集まり、お互いのウエートやストレッチ方法、投球フォームなど教え合った。「自分より球も速く、変化球のキレも良かったので、トレーニング方法を聞いて取り入れた」と話し、その後の練習に取り入れているという。
春はリーグ戦で3勝0敗の成績でチームを優勝に導くと、大学野球選手権でも吉備国際大戦でロングリリーフし6回1/3を3安打7奪三振無失点に抑える好投を見せ、和歌山大戦でも2番手で4回1/3を5安打5奪三振無失点、上武大戦では3回途中から3番手で登板し、7回1/3を4安打6奪三振無失点に抑えた。
準決勝の早稲田大戦でも6回から登板するとその6回に3失点、その後は9回まで無失点に抑えたものの、延長10回のタイブレークで1失点し敗戦投手となった。それでもロングリリーフができる投手として侍ジャパン大学代表でも重宝され、ハーレムベースボールウィークでは3試合に登板して防御率1.08、最後は胴上げ投手にもなった。
春の大躍進と国際大会での自信も加えて、秋を戦う藤井投手、「神宮大会に行くためにも自分だけではなく、みんなの力を信じたい。試合に出場している4年生は少ないが、上級生として信頼されるような選手になって、試合がある以上は全部投げたい」と話し、2018年以来遠ざかっている明治神宮大会出場に意欲を燃やす。
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