大学生遊撃手で、明治大の宗山塁選手に次ぐ評価を受ける九州産業大の浦田俊輔選手がこの日、3安打3盗塁の活躍を見せて、視察した中日・阪神・福岡ソフトバンクなど7球団のスカウトにアピールした。
足でアピール
浦田俊輔選手はこの日、1番ショートで出場をすると、第1打席にセンター前ヒットで出塁し、すかさず二盗を決めた。2回には相手セカンドのエラーで出塁するとここでも盗塁を決め、そして6回に再びセンター前ヒットで出塁すると、この日3つ目の盗塁を決めた。
8回にはライト前に痛烈なヒットを打ち「3本の中であれが一番いい当たりだった」と話した。3安打を放つと大久保監督が「あんまり走りすぎるから代走を出しました」と話し、むしろ走らせないために代走を送って交代させた。3安打3盗塁の活躍、そしてショートの守備でもゴロを軽快に処理し、攻守ともに柱となる活躍で8-1で九州工業大に勝利した。
浦田選手は昨年12月の侍ジャパン大学代表候補合宿に参加し、明治大の宗山選手と共に攻守に評価された。春のリーフ戦ではMVPと8盗塁で盗塁王、おっして4季連続となるベストナインに輝く活躍を見せたものの、大学野球選手権で右ふくらはぎを痛めて代表を辞退し故障の回復に専念していた。
この日は中日、阪神、福岡ソフトバンクなど7球団のスカウトが視察した。
福岡ソフトバンク・加藤スカウト:「走攻守三拍子そろったいい選手。一番の魅力は打撃」
中日・三瀬スカウト:「走攻守すべていいレベル。プロの世界で見たいと思える選手」
と高く評価している。
浦田選手はプロ志望届を提出する予定で、明治大の宗山選手との兼ね合いで考える球団もあると思うが、最初から浦田選手の指名を軸に考え、ドラフト1位では投手、2位で浦田選手というような方針を立ててくる球団もあるかもしれない。そのくらい走攻守にレベルの高い選手だと思う。
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