阪神大学リーグでは、甲南大の149キロ右腕・岡本駿投手が大阪産業大戦に先発し、7回無失点の粘りの投球を見せて、視察した6球団のスカウトにアピールした。
プロ志望届を提出
岡本駿選手は最速149キロの速球を投げる投手として注目される。この日は7回を投げて5イニングでランナーを背負う投球となり、7回には2アウト1,3塁のピンチとなった。しかし、落ち着いてショートゴロに打ち取り、7回を5安打無失点に抑えて、4-0でチームに勝利をもたらした。最速は146キロだった。
この日は巨人、広島、オリックス、千葉ロッテなど6球団のスカウトが視察し、巨人は水野スカウト部長、広島は田村スカウト部長が視察した。
巨人・岸スカウト:「春ほどの出来ではないが間に合ったという感じ。高校時代はショートですし、ピッチャー歴がまだまだ浅い方なので、そう考えると吸収力があるし、伸びしろはまだまだある。投手経験が浅い中でここまで投げられていることが魅力」
と評価した。
岡本選手は大学で本格的に投手になると、1年の秋に完封勝利を挙げるなど注目された。今春も開幕の関西国際大戦で完封勝利を挙げたが、直後に腰を痛めて離脱し、約3ヶ月ノースローとなっており、この秋の前もオープン戦3試合に投げただけだった。谷口監督は「カットボールが抜群だった。あれが彼の生命線。ケガ明けでぶっつけ本番みたいなといころがあったが、よく抑えてくれた」と話した。
186cmの長身右腕で、まだ実績は多くない。しかし、1年時からその素質を見せており、体をしっかりと作り、その良い投球を続けて行くことができるようになれば、かなりの活躍も期待できる。
谷口監督はこの日、プロ志望届を提出したことを明らかにした。まずはドラフト会議で、指名が楽しみな投手となりそうだ。
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