横浜DeNAがドラフト2位で指名した法政大の篠木健太郎投手が、大学最終戦を勝利で飾ることはできなかった。
6回まで圧倒も
明治大との試合でドラフト会議後に初先発した篠木健太郎投手は、140キロ後半のストレートと得意のカットボール、スプリットで明治大打線を6回まで2安打無失点に抑えた。注目の宗山塁選手との対戦は2四球と一塁ゴロだったが、「1年からずっと対戦してきて、一番楽しかった相手。今日も対戦を楽しめましたし、これから次の世界でも負けることなく、1歩1歩頑張っていきたいと思っています」と話した。
しかし、7回にレフト前ヒットからの3ベースヒット、そしてホームランを浴びて3失点し、「打たれたのは、甘めに入ったボール。自分の責任です」と反省、この回で降板して大学野球を終えた。
このカードでは大島監督の1戦と3戦に投げさせて欲しいと直訴した。「僕がこのチームに残したかったのは、エースとしてマウンドを守り続ける姿。それが結果として優勝になれば一番だったんですが、僕の力不足もあってこういう結果になった。でも、たくさん投げられた、充実した幸せな秋のシーズンでした」と話す。
来年からはプロの舞台へ、この日はドラフト2位で指名した横浜DeNAの担当の河野スカウトが「「真っすぐのコントロールも高さもいい。これから楽しみ」と、あらためて高く評価した。
大学では1年の秋から登板し、49試合を投げて14勝12敗。昨年は球速は150キロ中盤などを記録したが、制球に苦しむ投球となったが、今年は球速は140キロ後半に抑えながら、変化球を交えて組み立てる投球で、春・秋ともに3勝を挙げている。プロではどのような投球スタイルで、どんな場面で登板する投手になっていくのか、まだまだ進化が見られそうな投手と期待している。
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