東都大学リーグは各部の入れ替え戦が行われ、1部2部入れ替え戦では2部1位の東洋大が、1部6位の東農大にサヨナラで勝利した。池田彪我選手がサヨナラホームランを放った。
スカウト「力はとびきり」
東洋大と東農大の試合は、今年のドラフト候補として注目された東農大・長谷川優也投手と、来年のドラフト候補として注目される東洋大・島田舜也投手の先発で始まった。
島田投手が155キロの速球を投げるも5階まで6四球と制球を乱す。それでも力で5回3安打5奪三振で1失点と粘った。対する長谷川投手はリーグを代表するエースとして5回を無失点も、6回に3ベースヒットを許して1失点し、1−1のまま9回を迎える。
9回表のピンチを福岡ソフトバンクからドラフト6位指名を受けた岩崎峻典投手などで抑えると、その裏に4番の池田彪我選手が2アウトから打席に入り、長谷川投手の低めのストレートを叩くと、打球はライナーでスタンドに飛び込んだ。サヨナラホームランで東洋大が先勝した。
池田選手は三重高校出身の三塁手で、今年は春・秋と東都2部で殆どを4番で出場した。春は打率.310、4本塁打を放つ活躍を見せていたが、この秋は打率.192と低迷、それでも2本塁打を放つ長打力を見せていた。
劇的なホームランに池田選手は「欲しいときに打てたのでよかった」と話すと、井上監督も「今日でチャラになった」と秋の不調の借りを返してもらったと話した。
視察した横浜DeNAの河野スカウトは、「大学生の中だったら力はとびきりある。私一押しです」と話し、来年のドラフト候補として注目していることを明らかにした。
打撃に関してパワーとスイングスピードなど素晴らしいものがある。来年は神宮でプレーをするのかどうか、まずはこの入れ替え戦が大きな人生の勝負となる。
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