健大高崎で高校生ナンバーワン捕手と注目された箱山遥人捕手が、トヨタ自動車に進む事がわかった。3年後のドラフト会議が注目される。
ドラフト指名漏れから
箱山遥人捕手は健大高崎で主将としてセンバツ優勝に貢献、夏も捕手として、また右の強打者として特大の一発を放つなど注目され、ドラフト会議でも指名が有力と見られていた。
しかし、プロ志望届を提出して指名を待ったもののまさかの指名漏れとなり、その後は進路について模索すると、多くの大学や社会人チームが興味を示していたが、この日までにトヨタ自動車に進む事が決まった。
トヨタ自動車は今年に日本選手権で日本一に輝いた。エースの嘉陽投手の他、来年3年目になる増居翔太投手が大活躍を見せた他、来年2年目になる後藤凌寿投手も150キロを越す速球を投げ、来年のドラフト候補として注目されている。
社会人チームでは高校卒3年目でNPBのドラフト会議の指名を受けることができる。しかし、トヨタ自動車では上のような屈指の投手陣の球をいきなり受ける事になり、まずは選手権でマスクをかぶった福井章吾捕手や、来年2年目となる法政大出身の上田龍弘捕手など、チーム内で、大学卒の捕手とポジション争いをする形になる。
また、木製バットでの打撃なども含めてこの3年間で捕手としてポジションを奪い、結果を出すということは非常に難しい挑戦にもなる。それでもこの厳しい競争の中で勝ち抜いてそれができた時には、その評価も自ずと高まっているのは間違いないだろう。
厳しい道を歩み始めた箱山選手の挑戦をしっかりと追い続け、2027年のドラフト会議で注目したい。
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