福岡六大学野球秋季リーグで、首位を走る九州共立大学が優勝へ王手をかける一戦に臨んだ。プロ注目の最速152キロ右腕・稲川竜汰投手(4年)が悪天候の中で先発し、5回を2安打無失点と好投。試合は6回途中に雷雨のため継続試合となったが、エースがチームを優勝へ導く投球を見せた。
雷雨にも負けず5回零封
勝てば優勝に王手がかかる大事な一戦。しかし、マウンドは強い雨が降る厳しいコンディションだった。それでもエースの稲川竜汰投手は冷静だった。「脚元も滑ったり苦労はしましたけど、ゼロに抑えられたので良かったです」と語るように、悪条件下でも腕を振り、5回を2安打無失点に抑え込んだ。
試合は6回、雷と豪雨に見舞われ、翌5日への継続試合が決定。稲川投手の力投に応え、チームは仕切り直しの一戦での勝利を目指す。
Vへ「勝ちにこだわって投げていく」
現在、2位の九州産業大学が2敗で追走する中、直接対決を終えている九州共立大学は、この試合を含め連勝すれば優勝が決まる。「とにかくどういう形でもいい。勝ちにこだわって投げていく意識です」と稲川投手は力強く語る。
ドラフト候補としても注目される。最速152キロの速球を投げ、大学1年時から活躍を見せ、大瀬良大地2世と評価されていた右腕は、既にプロ志望届を提出している。プロ野球選手を多く誕生させた九州の雄・九共大だが、近年は九産大が多くのプロ野球選手を出しており、九共大から投手のドラフト会議の指名は、島内颯太郎投手(2018年広島ドラフト2位)まで遡る。
大学代表候補合宿にも参加し、全国的に見ても高いレベルのある右腕が、ドラフト会議でどのような評価となっていくのかが注目される。
稲川 竜汰 プロフィール
- 氏名:稲川 竜汰(いながわ りゅうた)
- 所属:九州共立大学 4年
- 出身:折尾愛真高校
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速152キロを誇る本格派右腕。悪天候の中でも試合を作れる安定感が持ち味。
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首位の九共大は継続試合 プロ注目の最速152キロ右腕稲川が5回無失点と好投も - スポニチ Sponichi Annex 野球
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