東京六大学野球秋季リーグは19日、明治大学が立教大学を3-1で下し、開幕9連勝で完全優勝に王手をかけた。10月23日のドラフト会議で指名されたばかりの3選手が、投打の主役として躍動。ロッテ2位の毛利海大投手が18日の1回戦で好投すると、西武1位の小島大河捕手が攻守で牽引、最後は日本ハム1位の大川慈英投手がリリーフで締めた。
毛利&小島バッテリーが宿敵エース伊藤を攻略
ドラフト会議後、最初の週末となったこの日。明治大は千葉ロッテ2位指名の毛利海大投手が先発すると、冷たい雨が降り注ぐマウンで5回には連打でノーアウト1,2塁のピンチを招く。しかし、ドラフト候補として注目された春三冠王の山形球道選手など続く強打者を打ち取り、無失点で切り抜けた。
そのエースを女房役がバットで援護した。4番に座る西武1位の小島大河選手は、6回1アウト満塁の場面で先制となる犠牲フライを放った。「ランナーが三塁にいたので、外野まで飛ばそうという意識だった。あの場面は、ヒットを打つというより1点を取ることが大事」と冷静に状況を分析しての先制点だった。
そしてこの日、抑えの大川慈英投手は8回から登板した。今季初の失点をしたものの1失点のみに押さえて3-1で勝利し、「1位指名していただきましたが、これまでとやることに変わりはない。目標は全勝優勝です」と話した。
全勝優勝へ、ドラフトトリオが有終の美を飾る
ドラフト会議直後にも関わらず、3選手は「すぐに気持ちを切り替えた」「立教のデータをもう一度確認した」と、一切浮かれることなく試合に集中していた。完全優勝、そして明治神宮大会制覇に向けて、ドラフトトリオが、大学野球の集大成として最後の大仕事に挑む。
小島 大河 プロフィール
- 氏名:小島 大河(こじま たいが)
- 所属:明治大学 4年
- 出身:東海大学付属相模高校
- ポジション:捕手
- 投打:右投左打
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(西武)。攻守の要として5季ぶりのリーグ優勝に貢献。13試合連続安打を記録。大学日本代表。
毛利 海大 プロフィール
- 氏名:毛利 海大(もうり かいと)
- 所属:明治大学 4年
- 出身:福岡大学附属大濠高校
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト2位(ロッテ)。最速151キロ。早大1回戦で7回2失点と好投し今季4勝目。2季連続の投手3冠も視野に入れるエース左腕。
大川 慈英 プロフィール
- 氏名:大川 慈英(おおかわ じぇい)
- 所属:明治大学 4年
- 出身:常総学院高校
- ポジション:投手
- 投打:右投左打
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(日本ハム)。最速155キロ。明治大学の“守護神”。早大2回戦を締めて胴上げ投手となった。

2025年ドラフト会議指名選手一覧
2025年のドラフト会議は10月23日に行われ、支配下ドラフトが73人(昨年より4人増)、育成ドラフト43人(同11人減)の合計116人(同7人減)人が指名されました。

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