今春のセンバツ大会に出場した常葉大菊川(静岡)の主将で4番を務めた橘木千空一塁手(3年)が、東都大学野球連盟2部の名門・専修大学経営学部のスポーツ推薦入試に合格したことがわかった。185センチ91キロの恵まれた体格を誇る左の強打者は、斎藤正直監督からのラブコールに応えて受験を決め、「ハイレベルな舞台」を目指して新たな挑戦をスタートさせる。
名将からのラブコール
専修大合格の吉報が橘木千空選手に届いた。進路に選んだのは、東都リーグ1部最多32度の優勝を誇る古豪・専修大学だ。4月に常葉大菊川のグラウンドを訪れた同大の斎藤正直監督から、「大型の一塁手がいない。良いスイングをしているし、ぜひとも一緒にやらないか」と直接スカウトを受けた。
菊川進学も中学3年秋、県内で開催された全国大会で四球を姿を見ていた石岡諒哉監督(36)に認められて決意したという橘木選手は「人と人の縁やタイミングを大事にする」という信条のもと、指揮官からの熱烈な言葉に、ハイレベルな環境に身を置くこと決意、進路決定の大きな決め手となった。
2部からの下克上、4年後の「プロ・社会人」へ
専修大学は現在2部リーグに甘んじているが、その実力はトップレベルで毎年のように有力な高校生が入部し、そしてドラフト候補として名前が挙がる選手も多い。橘木選手は「自分がどこまでやれるのか、試すには一番」と話す。そして、「降格もある大学では、状況に応じたプレーもできるように仕上げていきます」と、対応力アップも目指す。
4年後は、「ハイレベルな舞台で活躍したい」と話し、プロ野球や社会人野球への道を目指す。戦国と言われる東都で磨かれた橘木選手が4年後に精悍な顔で注目選手になっていることを期待したい。
橘木千空 プロフィール
- 氏名: 橘木 千空(たちばな・ちから)
- 所属: 常葉大学附属菊川高校(3年)
- 進路: 専修大学(東都大学野球連盟)
- 出身: 福井県小浜市(向島中・京都ベアーズ卒)
- ポジション: 内野手(一塁手)
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 185cm、91kg
- 主な特徴や実績: 185cm91kgの体格を誇る左の強打者。常葉大菊川では1年秋からレギュラー、主将として今春センバツ出場に貢献。50m走6秒5。
常葉大菊川主将で選抜原動力 専大・橘木 ー スポニチ静岡




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