【大学野球】侍大学代表・堀井哲也前監督が表彰、ヤクルトのドラフト1位・松下歩叶主将の「5連勝宣言」リーダシップ称賛

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横浜市内の慶応大グラウンドで、侍ジャパン大学日本代表の前監督を務めた慶応義塾大学の堀井哲也監督(63)への特別賞授与式が行われた。東京運動記者クラブのアマ野球分科会から贈られたこの賞は、昨夏のハーレム大会、プラハ大会、そして今夏の日米大学野球選手権大会を16戦全勝で制し、日本の大学野球のレベルの高さを世界に示した功績を称えるもの。堀井監督は感謝を述べるとともに、今秋のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた当時の主将・松下歩叶内野手(法政大)のリーダーシップを絶賛した。

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国際大会16戦全勝、「日本の大学野球の層の厚さ」証明

任期中の2年間で負けなしの16連勝。圧倒的な結果を残した名将は、「私はたまたま代表監督をやらせていただきましたが、多くの大学生の皆さんやチームが協力してくれた。日本の大学野球の層の厚さを表した賞。大学、高校、中学、学童を含めて、指導現場の皆さんで頑張った結果だなと思っています(スポーツ報知)。」と、謙虚に球界全体への感謝を口にした。

米国チームの前で「5連勝宣言」、有言実行のキャプテン

思い出のシーンとして挙げたのが、7月の日米大学野球前夜祭での一幕だ。主将を務めた松下歩叶選手が、対戦相手であるアメリカチームを前に堂々と「5連勝します」と宣言した。

「僕らも優勝しますとは思っていましたが。もう、背筋がピンとなりましたよね。優勝じゃダメかと思って(スポーツ報知)。」と、指揮官をも奮い立たせた強烈なリーダーシップを回顧。「堂々と宣戦布告してました(スポーツ報知)。」と笑いながらも、その言葉通りに5戦全勝で完全優勝を果たしたキャプテンの胆力を称えた。

「去年の印出(印出太一・三菱重工East)もそうですし、今年の松下も、あれほどのチームをまとめていくっていうのは、なかなか大変だと思う。素晴らしいと思います(スポーツ報知)。」

バトンは鈴木英之新監督へ

大学代表は、12月の合宿より関西国際大・鈴木英之監督が指揮をとって来年以降へと受け継がれている。堀井監督は「精一杯、大学のベストチームを組んでいくことが、成果につながっていくと思う(スポーツ報知)。」と新体制へエールを送り、自身は、優勝から遠ざかっている慶大の巻き返しに向けて「来年に向けてチームをつくっていく(中日スポーツ)。」と新たな戦いに目を向けた。

2年間、無敗という素晴らしい結果に敬意を評したい。そして、世界でも屈指の戦力を見せる日本の大学野球選手が、今後、更に注目されるようになると同時に、注目度が増して魅力が高まると同時に、佐藤幻瑛投手(仙台育英)のように、日本のプロ野球ではなく直接MLBを目指すようになる可能性もある。NPBはこの世界屈指の大学生選手を獲得することが今後もでき続けるのか注目したい。

松下歩叶 プロフィール

  • 氏名: 松下 歩叶(まつした・あゆと)
  • 所属: 法政大学(4年) → 東京ヤクルトスワローズ(ドラフト1位)
  • 出身: 神奈川県(桐蔭学園高校卒)
  • ポジション: 内野手
  • 投打: 右投右打
  • 主な特徴や実績: 東京六大学現役最多本塁打を誇る強打者。大学日本代表では主将を務め、日米大学野球で全勝優勝に貢献。リーダーシップも高く評価されている。

堀井哲也 プロフィール

  • 氏名: 堀井 哲也(ほりい・てつや)
  • 所属: 慶応義塾大学 野球部監督
  • 実績: 三菱自動車岡崎、JR東日本を経て2019年12月から慶大監督。侍ジャパン大学代表監督としてハーレム大会優勝、日米大学野球優勝(全勝)などを達成。
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大学侍・堀井哲也監督、主将のヤクルト1位・松下歩叶を称賛「堂々と宣戦布告してました」…記者クラブ特別賞を受賞 - スポーツ報知
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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