2026年の注目の大学生野手のドラフト指名予想をしてみます。
大学生野手のドラフト上位候補
| 選手名 | 大学 | 投打 | 特徴 | 評価 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 捕 | 渡部海 | 青山学院大 | 右右 | 178/79 | A |
| 外 | 黒田義信 | 東日本国際大 | 右左 | 180/73 | B+ |
| 外 | 榊原七斗 | 明治大 | 左左 | 173/67 | B+ |
| 外 | 春山陽登 | 大阪商業大 | 右右 | 176/76 | B+ |
| 外 | 佐藤悠太 | 東北福祉大 | 右右 | 181/80 | B+ |
昨年は1月に立石正広選手、松下歩叶選手、野間翔一郎選手の3人を挙げ、2人はドラフト1位指名、野間選手は指名漏れとなった。
2024年の宗山選手、西川選手、そして昨年の立石選手など、大学生野手がドラフトの目玉として注目されたが、今年はハッキリと目玉として注目されている選手はおらず、特に貴重なポジションとして捕手の渡部海選手の注目度が高いように感じられる。
また外野手に注目選手が多い。榊原七斗選手は昨年の侍ジャパン大学代表でも主軸を打つだけでなく足や肩もある外野手で、春山陽登選手も先輩の渡部選手に似て、腕だけでも飛ばせるし、その先輩よりもスイングが大きい。佐藤悠太選手は右のスラッガーで無駄無くシャープに打てる選手、非常にレベルが高い外野手のNo.1争いを見せてくれそうだ。そして黒田義信選手も、侍ジャパンU18代表を経験した俊足強打の選手で、大学ではまず足で見せて、昨年からは長打力を増してきている。2年までサードを守り、昨年から外野手での出場になっているが、内外野でアピールし幅を見せておきたい。
順調に行けば渡部選手は1位で、榊原選手も実績や東京六大学でプレーして結果を残している点から1位指名の可能性が高い。
その他、ドラフトで指名されそうな大学生野手
| 選手名 | 学校 | 投打 | 特徴 | 評価 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 捕 | 前嶋藍 | 亜細亜大 | 右右 | 173/83 | B+ |
| 捕 | 西野啓也 | 立命館大 | 右右 | 177/70 | B- |
| 捕 | 福原聖矢 | 明治大 | 右右 | 167/68 | B- |
| 内 | 光弘帆高 | 明治大 | 右左 | 178/79 | B- |
| 内 | 岡田啓吾 | 明治大 | 右左 | 175/67 | B- |
| 内 | 山里宝 | 亜細亜大 | 右右 | 169/64 | B- |
| 内 | 伊藤櫂人 | 中央大 | 右右 | 178/74 | B |
| 内 | 金澤海斗 | 帝京大 | 右右 | 176/76 | B- |
| 内 | 福谷宇楽 | 関西学院大 | 右右 | 175/75 | B- |
| 外 | 内海優太 | 明治大 | 左左 | 185/83 | B- |
| 外 | 藤森康淳 | 法政大 | 右左 | 171/68 | B- |
| 外 | 寺尾拳聖 | 早稲田大 | 右右 | 178/85 | B- |
| 外 | 西浦真平 | 北海道文教大 | 右左 | 185/93 | B- |
| 外 | 山田琉衣 | 創価大 | 右右 | 180/83 | B- |
今年は捕手、特に守備で注目される選手がいる。前嶋藍選手は横浜隼人時代から注目をされてきた捕手としてのスローイング、キャッチングが素晴らしい選手で、大学でも順調に成長し、実績を積んできた。渡部捕手に次ぐNo.2捕手という評価になる。打撃の向上を目指しており、打撃でアピールができればもちろん良いが、指名レベルに十分ある。西野啓也捕手はNo.3捕手と評価できる。肩などのディフェンスはもちろん、打撃は巧みさと粘りを見せており、アピールしようというものが見える。有馬投手のリードにも安定感があり、バッテリーでのプロ入りの可能性がある。
福原聖矢選手は東海大菅生時代に内野手から捕手に点行使、抜群の俊足で走れる捕手として注目された。大学では小島大河選手がいた事もあり、まだ出場は少ないが、昨春は小島選手が離脱した時にマスクをかぶり、エースの毛利投手などを好リードしていた。まだ打撃でアピールする所まで余裕は無かったものの、今年は正捕手として任せられれば、リードと打撃でアピールしてくるのではないかと思う。
内野手では、今年も打撃と守備のバランス型が多く、光弘帆高選手や伊藤櫂人選手がそのタイプ。光弘選手は履正社時代から注目されているが、大学では2年にリーグ戦出場し、昨秋にはじめて規定打席に到達、打率.303を記録して成長をしている。リーグ通算はまだ3本だが3シーズンに渡って記録をしており、一気に本数が増える可能性もある。上昇カーブを描いている。
伊藤選手は大阪桐蔭でも強打の内野手として注目されると、中央大1年春に2本塁打を放ち、最終的に1番サードのレギュラーを奪った。その後、打率が低い状態が続いており苦しんでいる印象だが、2年春秋は1本ずつ、3年春秋も2本、1本とホームランは常に出ている。1年の頃のスピードとパワーを併せ持った躍動感を取り戻し、4発&打率3割となってくれば、注目候補に上がってくるだろう。
内野手でこのオフに最も期待感が高いのが岡田啓吾選手だろう。12月の侍ジャパン大学代表候補強化合宿で驚異の5秒69を記録、光電管計測で過去の選手と比べてもダントツの記録となった。昨年秋にセカンドのレギュラーを獲得して規定打席に到達すると、打率.389を記録し、今年は多くの人に注目される事になるだろう。まだリーグ1盗塁というのが信じられないくらいで、今年は1年間で15盗塁は記録したい。
亜細亜大の山里宝選手も注目。神戸国際大付時代に柔らかい守備の遊撃手として甲子園でも注目され、大学では2年時に二塁手でレギュラーを獲得した。そして打撃力を徐々に付けている印象で、2年秋に打率.310、3年春は1本塁打、.286、そして秋は打率は1割台だったが3本塁打を放っている。体もがっしりとしてきており、トレンドである強打の二塁手としてスタイルを変えている。
遊撃手ということであれば、福谷宇楽選手の名前が挙げられる。ショートでの守備はスローイングまでのテンポがあり、守備で言えば今年のトップという声もありそうだ。打撃はグリップエンドを少し余してのもので、内野安打も多い選手だが、しっかりと左への長打も出てきており、山里選手などと同じく打撃の向上が注目される。帝京大の金澤海斗選手は右打席でしっかりと振り切るスイングで長打もあり、ショートを守る選手。守備力、対応力などまだ見たい部分はたくさんあるが期待を込めて。
外野手では東京六大学の3人を挙げる。藤森康淳選手は2年春にレギュラーを獲ると、2年春秋、3年春と打率が.189、.294、.340とうなぎのぼり、そして昨秋は打率.466で首位打者を獲得、1シーズンに27安打を記録した。長打は二塁打2本、本塁打1本というタイプの選手だが、好投手からもしっかりと弾き返す。センターの守備と合わせて今年も撃ちまくれば指名がありそう。
寺尾拳聖選手は昨春に打率.422で1本塁打とブレークした。秋は打率は2割代前半となるも2本塁打を放っている。試合を見ていると目が留まる選手で、逆にもっと成績が合っても良い選手とも感じる。伸びる打球も特徴だ。
内海優太選手は広陵時代に通算33本塁打、左腕投手としても注目されていた選手で、選出された侍ジャパンU18代表でも主軸を打ち、大学代表との壮行試合では篠木健太郎投手から木製バットでバックスクリーン右に飛び込む120mのホームランを放っていた。大学では1年春に出場もその後、出番が少なくなり、昨春にようやく規定打席に到達したものの打率.182と結果を残せていない。肩もあり、ポテンシャルは誰よりもある選手だと思う。大学ラストシーズンに活躍を見せて欲しい。
他に外野手では代表候補合宿にも選ばれた北海道文教大の西浦真平選手が体が大きくてシャープに振れる所があり、外野手としてしっかりと投げられる選手。創価大の山田琉衣選手も体がしっかりとしていて強打者タイプとしては大学屈指に見える。
結果として東京六、東都、関西学生の選手が多くなってしまうが、国際武道大で1年時から活躍し、候補合宿にも参加した若山空蒼選手、シャープに振り抜いて引っ張る打球と走塁の加速がある神奈川大の岩田悠聖選手、打撃と守備のバランスの良い神田剛志選手、センター方向に飛ばす関西大・中村莞爾選手、逆方向にも飛ばせる愛知学院大・福本一弥選手、強い打球の帝京大・山田一晴選手、強い打球を打てる大阪学院大・三島翔斗選手、スイング力が強い広島経済大・川竹巧真選手も注目したい。
指名順位予想
最後に2025年のドラフト指名と比較して、指名順位を予想してみる。
| 順位 | 2025年 | 2026年予想 |
| 1~2位 | 立石正広 内・創価大(1位競合) 松下歩叶 内・法政大(1位) 小島大河 捕・明治大(1位) 松川玲央 内・城西大(2位) エドポロケイン 外・大阪学院大(2位) 谷端将伍 内・日本大(2位) |
渡部海 捕・青山学院大(1位予想) 榊原七斗 外・明治大(1位予想) 春山陽登 外・大阪商業大(2位予想) 佐藤悠太 外・東北福祉大(2位予想) 黒田義信 外・東日本国際大(2位予想) |
| 3~4位 | 岡城快生 外・筑波大(3位) 大塚瑠晏 内・東海大(3位) 宮下朝陽 内・東洋大(3位) 繁永晟 内・中央大(3位) 秋山俊 外・中京大(3位) 勝田成 内・近畿大(3位) 皆川岳飛 外・中央大(4位) |
前嶋藍 捕・亜細亜大 光弘帆高 内・明治大 岡田啓吾 内・明治大 |
| 5位以下 | 新保茉良 内・東北福祉大(5位) 花田旭 外・東洋大(6位) 阪上翔也 外・近畿大(7位) |
福原聖矢 捕・明治大 山里宝 内・亜細亜大 伊藤櫂人 内・中央大 西野啓也 捕・立命館大 藤森康淳 外・法政大 |
| 育成 | 小林結太 捕・城西大 常谷拓輝 内・北海学園大 杉山諒 外・愛知学院大 金子京介 内・神奈川大 |
金澤海斗 内・帝京大 福谷宇楽 内・関西学院大 西浦真平 外・北海道文教大 山田琉衣 外・創価大 |
寺尾選手、内海選手は指名候補となるが、早稲田大、明治大の選手ということもあり下位での指名は回避とした。福谷選手も下位や育成では指名できないかもしれない。





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