早稲田大、東京六大学は落胆

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早稲田大の高橋広監督は、清宮幸太郎選手のプロ志望表明を受け、「来てくれるものと思っていた」と話し落胆のコメントをしている。

東京六大学の記録を更新する選手

高橋広監督は「4番打者として楽しみにしていた。本塁打記録を塗り替える可能性があると思っていた。早稲田だけでなく、六大学の黄金時代が来るのではと心待ちにしていた」と話し、落胆の声を挙げた。

また東京六大学連盟の前田理事長も「六大学に来てくれないのは残念」としたものの「応援していきたい。スター選手になってほしい」とコメントした。

ただし早稲田大学は、高校時にドラフト1位候補だだった斎藤佑樹投手を受け入れ、1年目から活躍してリーグ通算31勝を挙げたものの、年々球の力が落ちていく様子が見られた。4年時にはドラフト1位でプロ入りしたものの、プロ野球では昨年まで6年間で14勝どまりと活躍できていない。

また日大三で夏の甲子園優勝投手となり、早稲田大に進んでも1年目の春にMVPの活躍を見せた吉永健太朗投手も、その後、フォームを崩してしまい、4年時にプロ入りすることはできず、現在はJR東日本でプレーしている。

東京六大学での勝利は、歴史的にも非常に重要と認識しているし、早慶戦の重要性も感じている。しかし、選手個人としてはその先の目標や夢がある。大学野球は東京六大学&早慶戦が注目された、それに憧れて選手が入ってきた時代から、地方の大学での野球環境がインフラ面ですばらしくなり、全国制覇を目指す事もできるし、将来プロで活躍できるスケールの大きな選手に成長する方が良いという声も聞かれる。

東京六大学のブランドだけで、待っていれば選手が来る時代ではなくなった。今回、清宮選手が、投手は早稲田大進学を考えていながらプロ志望を表明した事についての意味を、東京六大学は考える必要がありそうだ。

2017年度-東京六大学リーグのドラフト候補リスト

早実からの入学を期待していた早大・高橋広監督「非常に残念。来てくれるものだと思っていたし、4番打者として楽しみにしていた。早稲田だけでなく、六大学の黄金時代が来るのではと心待ちにしていた」

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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