福岡ソフトバンクは、ドラフト4位で指名したJR東日本の板東湧梧投手と、契約金6000万円、年俸1000万円で仮契約を交わした。鳴門高校から社会人野球5年を経てプロ野球選手となった。
摂津投手は8年
仮契約を交わした板東湧梧投手は、「摂津投手のようになりたい。大きなカーブを投げて、コーナーに投げ分ける。あの制球力を目指したい」と話した。
鳴門高校からJR東日本に進み、5年目でプロ入りをした坂東投手。社会人野球5年と聞くとオールドルーキーのような感じを受けるかもしれない。特に社会人野球を良く見ている人は5年間、ドラフトファンの人は3年間毎年板東投手の名前を聞いており、アマチュア野球をよく見ている人ほど、オールドルーキーと感じてしまう。しかし、実際には今年のドラフトで大学生で指名された選手より1年先輩のまだまだ若い投手だ。特に昨年と今年は素晴らしい投球を見せ、プロ入りの可能性が高いと感じられていた。
そして目標としたのは摂津正投手、摂津投手は秋田経法大付からJR東日本東北に進み、8年間プレーをしてからソフトバンクに入団、こちらはオールドルーキーだった。しかしプロ入り後、2012年には17勝を挙げるなどプロ生活9年で77勝を挙げ、数々のタイトルを獲得した。
摂津投手は今年オフに戦力外となり、入れ違いとなってしまったが、板東投手は「目標は高く10勝だが、まずは1勝。最終的に新人王を目指せれば」と話した。摂津投手は1年目にリリーフで5勝34ホールドを挙げて新人王に輝いている。社会人野球出身の偉大な先輩を目標に、板東投手もプロで花を咲かせる。
2018年ドラフト会議 指名選手一覧
2018年度-社会人投手-右投のドラフト候補リスト
摂津も新人王を獲得しており「目標は高く10勝だが、まずは1勝。最終的に新人王を目指せれば」と話した。
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