昌平・米山魁乙投手がストレートのみで2回3K、7球団が視察し中日「投げっぷり良い」

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昌平のプロ注目左腕・米山魁乙投手が県大会1回戦の庄和戦で8回から登板し、ストレートのみを投げて2回2安打3奪三振無失点の投球を見せた。

139キロ

米山魁乙投手は176cmの選手で、上背はそれほどないものの、しっかりとした下半身があり、強いストレートを投げられる左腕投手。この日は昌平は背番号3の大澤投手が先発したが、こちらも体がしっかりとしており、130キロ前半から中盤の力強い球を投げていた。

試合は中盤までに4-0と昌平がリードしたものの、庄和高校も守備のもつれがなく、ヒットを許すもののなかなか得点を与えなかった。そして8回にリリーフで米山投手が登板をした。この日は得意の高速スライダーを封印しストレートのみを投げた。8回先頭打者から三振を奪うと、その後はセンター前にポトリと落ちるヒットを許したが無失点に抑える。そして9回は見逃し三振を2つ奪い、四球や内野安打でランナーを背負ったものの、最後はファーストゴロに打ち取った。2回を投げて2安打3奪三振1四球で無失点という投球だった。

米山投手は「県大会初戦で少し緊張もありましたが、思っている以上のストレートは投げられました。」と話し、「ヒットされたのは、まだ甘いということ。高めに浮いたら花咲徳栄や浦和学院には捉えられる。低めの精度を上げたい」とより精度を高めると話した。

この日は7球団のスカウトが視察ををたが、中日の正津スカウトは「腕の振りは強く、投げっぷりもいい。今後はしなやかさが出てくれば」と話した。4月15日の試合では福岡ソフトバンク、東北楽天など3球団が視察をしているが、注目度はこれから増していくだろう。

2019年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト

秋のドラフト会議に向け、現時点では左腕投手候補の不足が叫ばれる。この日もネット裏では7球団が視察。中日正津スカウトは「腕の振りは強く、投げっぷりもいい。今後はしなやかさがもっと出てくれば」とさらなる飛躍に期待していた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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