ルーキー勝利、ソフトバンク・泉投手に担当スカウト「6位で指名出来たのが不思議」

福岡ソフトバンクルーキーニュース

福岡ソフトバンクのドラフト6位ルーキー・泉圭輔投手が、この日のオリックス戦で6回から2番手で登板すると、1点を許したもののその後のピンチを抑え、2回1安打1奪三振無失点の投球でプロ初勝利を手にした。

公務員が夢だった

泉圭輔投手は金沢市出身で、金沢市立清泉中学校の野球部で軟式野球でプレーしていた。そして地元の金沢西高校に進み、将来の夢については「安定っていいじゃないですか。プロになりたいと思っていたのは小学生まで、中学、高校ではそんなレベルに無かったし、考えもしなかった。」と話していた。

しかし、金沢西の監督に「いいからやれ」と金沢星稜大に進学して野球を続けるように言われると、最初はやる気が出なかったというが、188cmから投げるストレートにスカウトが注目をし始め、試合で抑えるたびに視察するスカウトの数が増えていったという。

2018年のドラフト会議で6位で福岡ソフトバンクに指名されると、1年目の4月には1軍に昇格した。4月16日の千葉ロッテ戦で1回ノーヒット2奪三振のピッチングを見せると、20日の西武戦でも1回無失点、ともに負けている場面での登板だった。そしてこの日のオリックス戦では0-0の同点の場面、しかも先発の東浜投手がノーアウトランナー1,2塁というピンチを残してのマウンドだった。

角度のある149キロのストレートと得意のツーシームを投げるが、メセネス選手にタイムリー2ベースヒットを浴びて失点を許す。しかしそこからファーストゴロ、レフトフライ、セカンドゴロで失点をこの1点だけに抑えると、その裏にチームが同点に追いつく。そして7回も三者凡退に抑えると、裏に内川選手のホームランが飛び出した。

担当スカウト

この泉投手を担当したのは、山本省吾スカウト。星稜高校出身で北信越を担当していたが、この日は東京で仕事があり球場で泉投手の投球を観戦した。山本スカウトは高校の時から泉投手をマークしていたという。

その山本スカウトは泉投手について、「角度とスピードが魅力で、6位で指名できたのが不思議な選手。」と話した。そして、「それでも6月か7月に1軍デビューぐらいかなと思っていた。きょうの厳しい場面で起用した監督、コーチがすごい」と話した。

福岡ソフトバンクには長身から150キロ近い球を投げおろす投手が大勢いる。その中で、しっかりと結果を残し、1年目の4月、平成の間にプロ初勝利を挙げられた。スカウト、監督・コーチ、そして泉投手の関係性が素晴らしい。

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泉を担当した山本省吾スカウトはこの日、東京での仕事を終えて、球場で観戦した。「角度とスピードが魅力で、6位で指名できたのが不思議な選手。それでも6月か7月に1軍デビューぐらいかなと思っていた。きょうの厳しい場面で起用した監督、コーチがすごい」

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