春季滋賀大会では光泉高校の吉田力聖投手が登板すると最速144キロを記録した。この試合には9球団のスカウトが視察に訪れた。
肘の故障から
吉田力聖投手は178cmの右腕で、しなる腕の振りから144キロの速球を投げてプロが注目する投手。しかし、今年3月に右ひじに違和感を感じ、その後は思うような投球ができていなかったという。
この日は近江兄弟社との試合で先発すると、自己最速タイの144キロを記録し、3回までは1安打無失点に抑えていた。しかし4回に突然投球が乱れ、4安打2四球で4失点と苦しい投球となった。吉田投手は4回で降板した。
それでも「入れるところはしっかり投げられた。」と話し、この日は意識して変化球中心のピッチングをし「ああいう投球ができると分かった。体を使えていたので、腕を振らずとも球はいっていた」と収穫もあった。
この試合には巨人、東京ヤクルト、中日など9球団のスカウトが視察し、注目度の高さを示したが、吉田投手は「夏は全部、自分が投げ切っていくつもりで、万全の状態で戻ってきたいと思う」と話し、肘の状態を万全にして最後の夏を見ていた。
2019年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
2019年度-高校生-滋賀県のドラフト候補リスト
プロ注目の光泉・吉田力聖(りき、3年)が、今季公式戦初登板した。巨人、ヤクルト、中日など9球団のスカウトが視察した中で、自己最速タイの144キロをマークした。
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