三浦学苑の143キロ右腕・渡邉倫太朗投手がノーノー、日本ハムスカウト「150キロ可能」

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三浦学苑で最速143キロを記録する182cmの右腕・渡邉倫太朗投手が、小田原城北工を相手に8回コールドながらノーヒットノーランを達成した。

日本ハムスカウト成長を評価

渡邉倫太朗投手は182cm83kgの右腕で最速143キロを投げ、神奈川トップクラスの投手と評価されていた。しかし、エースとしてやや頼りない所があり、春も初戦で試合を壊すなど、もう一皮むけないとという評価が今年春にもされていた。

しかしこの日は球速は140キロを記録すると、2種類のスライダーを効果的に投げ、8回を投げて許したヒットは0、四死球も2つに抑え、11個の三振を奪う快投を見せた。ノーヒットノーランについては「7回ぐらいから意識はしていました」と話したが、「秋春は自分が投げて負けてしまっている。チームの1勝の方がうれしい。」とチームの勝利を喜んだ。

この日は北海道日本ハムと中日のスカウトが視察をしたが、日本ハムの坂本スカウトは、「見るのは3回目。力んで自滅するところがあって、平塚学園戦でも試合を壊してしまった。きょうはリラックスして投げている。自分を変えようとしたんだと思うし、心技体に成長している」と成長について評価をすると、「右の本格派。150キロ前後を投げるようになる可能性はある」と将来性の高さを評価した。渡邉投手の従弟は北海道日本ハムの渡邉諒選手で、正月には毎年顔を合わせているという。

三浦学苑の樫平監督も「急成長というより、本来の力が出た」と話し、元々の力を評価していた。

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視察した日本ハム・坂本スカウトは「見るのは3回目。力んで自滅するところがあって、(春季大会初戦の)平塚学園戦でも試合を壊してしまった。きょうはリラックスして投げている。自分を変えようとしたんだと思うし、心技体に成長している」と高く評価。将来性についても「右の本格派。150キロ前後を投げるようになる可能性はある」と期待を寄せた。

「それまでは自分1人でやっている感じだった。周りへの感謝の気持ちや、リラックスして投げることを考えるようになりました」と意識改革。ネット裏で視察した日本ハム坂本スカウトも「脱力してリラックスして投げている。見るのは3度目ですが、心技体の成長が見えますね」と評価した。

父方のいとこが日本ハム・渡辺諒内野手。正月は毎年顔を合わせ、プロ入り前には甲子園出場時のプレー集などを一緒に見ていたという。182センチ、83キロの堂々たる体格は、いとこにも見劣りしないサイズを誇る。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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