四天王・西純矢投手も散る、ロッテ・阪神など7球団視察、続きはプロ野球で

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創志学園が倉敷商に0-2で敗れ、高校BIG4・西純矢投手の甲子園への帰還はならなかった。

154キロ

西純矢投手は「調子は良かった」というマウンドで、昨年も準決勝で対戦して破った倉敷商を相手に、5回まで5安打を許したものの無失点に抑えていく。6回には自己最速を更新する154キロを記録した。

しかしその6回に先頭打者をヒットで出すと、送られるなど1アウト2,3塁のピンチとなり、犠牲フライで1点を失った。7回にも連打を浴びて1失点、「腕が振れなくなってしまった」と話した。

結局、味方打線が1点も奪う事ができず、0-2で完封負け。西投手は8回10安打10奪三振2失点、150キロを10球以上記録する圧巻の投球だったが、倉敷商にリベンジされた。

大船渡の佐々木投手、横浜の及川投手に続き、西投手も最後の夏の甲子園出場を逃した。それでも「泣いて終わるより、3年間楽しかったので笑って終わろうと。最後自分で打たれて。高校野球やりきれたなと。悔いはありません」と言い切り、涙は見せなかった。

評価は高まる

この日は7球団のスカウトが視察し、西投手の高校最後の投球を見守った。視察した千葉ロッテの黒木スカウトは「150キロ超えが10球、いい力み方というか力の入れ方がいい。段階を踏んでよくなっている。力の入れ方とフォームが合っている。野手のエラーを自分から声をかけてフォローができていて、その後の投球につながった。ドラフト1位であることを証明した」と話し、力みがあると、調子を崩したり、球のキレがなくなる投手もいる中で、西投手は力を入れてもそういう事はなく、球威だけが増していくという事を感じていた。

また阪神の山本スカウトは「今日の真っすぐは一番いい。味方の失策から次を抑えることができるようになったのは成長。精神的に大人になった」と話した。

試合後に西投手は進路について聞かれると、「考えていない。これから考えます」と話したが、プロ志望届を提出する予定。「前田健太投手のような投手になりたい」と話した。

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涙は見せなかった。「最後自分で打たれて。高校野球やりきれたなと。悔いはありません」。時折笑顔を見せながら、気丈に振り返った。進路に関して「これから考えます」としたが、プロ志望届けを出す可能性が高いと見られる。

この日は7球団のスカウトが視察。阪神・山本スカウトは「今日の真っすぐは一番いい」と高評価。西自身は「(進路は)まだ考えていないです」と話したが、プロ志望届を提出する方向でいるもよう。

西について阪神・山本スカウト「味方の失策から次を抑えることができるようになったのは成長。精神的に大人になった」

7球団が視察し、ロッテの黒木純司スカウトは「ドラフト1位であることを証明した」と評価した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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