昨年夏に準優勝をした星稜は、今年の高校野球でも主役となりそうだ。奥川恭伸投手の抜けた穴は、荻原吟哉投手と寺西成騎投手が埋める。
146キロ右腕にプロ注目
星稜は154キロ右腕の奥川恭伸投手や山瀬慎之助捕手、東海林航介選手などが抜けた事は非常に大きいが、それでも昨年秋は、石川大会決勝で日本航空石川を16-2で下すと、北信越大会では1回戦の高岡第一戦こそ5-3だったものの、敦賀戦10-2、佐久長聖戦10-3、決勝の日本航空石川戦で19-1と圧倒的な勝ち上がりを見せた。
投手では絶対的エースだった奥川投手の穴を、荻原吟哉投手と寺西成騎投手が埋める。エース番号は秋にエースとして投げた荻原投手が付けそうで、「奥川さんが抜けた後のエースでプレッシャーを感じるけど、はね返す気持ちで投げないといけない」と話す。170cmで最速は141キロながら、キレのあるストレートと変化球に、崩れる事のない制球力があり、昨年夏の甲子園では2回戦の立命館宇治戦で先発すると、5回1安打5奪三振無失点、準々決勝の仙台育英戦でも7回5安打6奪三振1失点で勝利し、頼れる存在となっている。
また寺西成騎投手も注目される。背番号は10だが186cmから146キロの速球を投げおろす。昨年秋は右肩痛のため本調子ではなかったが、今月末から本格的な投球が出来そうで、プロのスカウトもこの長身右腕に注目している。
林監督も「2人で1人分をカバーできる」と奥川投手を埋めることができると話し、「力はないけど、何か楽しみなチーム」という。出場が確実なセンバツで、荻原、寺西の継投が見られるか注目したい。特に体も球速もある寺西投手は、センバツの投球次第では、明石商の中森俊介投手、智弁和歌山・小林樹斗投手、中京大中京・高橋宏斗投手、大分商・川瀬堅斗投手に並んでくる可能性もある。
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