早稲田大が中央大とオープン戦を行い、155キロ左腕の早川隆久投手が6回3安打1失点の好投を見せた。
牧選手とストレート勝負
早川隆久投手はこの日、ランナーのいない場面では140キロ後半を記録するストレートで押し、ランナーが出ると多彩な変化球を投げ分けて打たせて取った。中央大の4番を打ち、侍ジャパンでも4番を打つドラフト上位候補の牧秀悟選手の第1打席ではストレート勝負を挑み、5球でセンターフライに抑えた。試合前に「初球、内角直球でいくから」と宣言をしていたという。
牧選手とは侍ジャパン大学代表でチームメイトだったが、対戦はこれが初となる。「代表で援護してくれて、いい打者だなと感じていました。力勝負をしたかった」と話した。
高めの球をヒットされ、3回にはノーアウト満塁のピンチを背負ったが、1失点だけに抑えた。6回を投げて3安打5奪三振2四球1失点、最速は149キロだった。
スカウト絶賛
この日はドラフト候補同士の対戦という事もあり、セリーグ全球団と千葉ロッテ、北海道日本ハムの8球団のスカウトが視察、完成度の高さや、ストレート、変化球の一つ一つの質の良さなどを絶賛するコメントが相次いだ。
広島・尾形佳紀スカウト:「スピードは抑えていた印象。コントロールも良いし、色々な球種で勝負できている。即戦力として期待でき、1位じゃないと絶対獲れない投手」
中日・八木スカウト:「バランスもよかった。彼の持つ、ポテンシャルの高いところ」
早川投手はプロ志望届を、9月10日に提出することをあかした。早稲田大の主将が付ける背番号10を背負って投げている事もあり、「大安でもあって、キャプテンの番号でもあるので」と話した。
ドラフト1位の指名は確実で、何球団が指名重複するかが注目される。

「悪いなりにゲームメークはできたと思います。直球で押すことはできました。あとは、変化球の精度を出せれば」。冷静に振り返ったが、視察したスカウト陣からは「完成度が高い」「1つ1つが素晴らしい」と高い評価が並んだ。セ6球団、ロッテ、日本ハムの計8球団が見守る中、ドラフト上位候補にふさわしい投球だった。
阪神など8球団スカウトの視察を受けながら、「調子もよくなかったので」とゲームメークに徹した。スピードを抑えた中でも149キロ。中日・八木スカウトは「バランスもよかった。彼の持つ、ポテンシャルの高いところ」と評価した。
視察した広島・尾形佳紀スカウトは「スピードは抑えていた印象。コントロールも良いし、色々な球種で勝負できている。即戦力として期待でき、1位じゃないと絶対獲れない投手」と評価した。
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