都市対抗野球東京地区2次予選では、セガサミーの森井絃斗投手が、明治安田生命を4安打完封、社会人初の完封勝利を挙げた。
15イニング連続無失点
森井絃斗投手は、この日の初回も、立ち上がりにやや苦しみ2安打1四球で2アウト満塁とされたが、無失点で切り抜けると、2回からはスライダー、カットボールを中心に変化球を織り交ぜた。「直球のスピードは出ていたが、打者が速く感じていないようだったので、変化球を多く使っていこうと切り替えた」と話した。
9回を投げて4安打完封、「絶好調ではなかったけど、完封できたのは自信になる。」と話した。
森井投手は最速152キロを記録するが、ストレートは空振りを奪う球というよりは、バットを押し込む球で、この日も奪三振は5つだった。しかし、コントロールが良く変化球を投げ分ける器用さと、低めに投げ続けられる粘りがあり、そこが評価される。
この日の中日、阪神など5球団のスカウトが視察に訪れたが、北海道日本ハムの坂本スカウトは「力もあるし、変化球でも勝負できる。いろんなピッチングができる」と評価した。
初戦のJR東日本戦も、6回5安打で無失点に抑えており、これで15イニング連続無失点となった。「この先もゼロで抑え続けることを目標にしたい」と話し、真骨頂の点を与えない投球でアピールを続ける。
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最速152キロの直球で押すだけではなく、奪三振は5つだけの投球術を見せた。日本ハムの坂本スカウトは「力もあるし、変化球でも勝負できる。いろんなピッチングができる」と評価した。
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