巨人がドラフト1位で指名した亜細亜大の平内龍太投手が、東洋大戦に先発すると最速152キロの速球とスプリットで、9回7奪三振1失点の好投を見せた。
リリーフで見ていたが
平内龍太投手は5回、先頭バッターに三塁打を許したものの、次のバッターを空振り三振、続くバッターに152キロのストレートを見せると、2球目で内野ゴロに、そして最後のバッターはスプリットで空振り三振を奪った。要所をしっかりと抑えて9回1失点、109球での見事な完投勝利だった。
この日は巨人スカウト陣が視察をしたが、脇谷スカウトは「抑えのイメージで見ていたけれど、ここ一番でこれだけのギアチェンジができれば、先発も考えてしまう。いったい、どちらがいいのか。いずれにしても、可能性が無限大にある投手です」と話し、リリーフとして見ていたものの、先発でも投げられると評価した。
巨人はこの日、優勝を目の前に2-9で敗れた。原監督は平内投手の好投を聞くと、「今日、うちに来て投げてくれればよかったのに。それはよかった」と話し、平内投手を待ち望んでいる。
平内投手も試合後に、「できれば先発をやってみたい。今日の投球がアピールになるようならうれしいです」と話した。平内投手は戸郷投手と同じようなスタイルで、右の先発として十分投げていけると思う。この日の投球で、巨人スカウト陣の前でそれを証明した事は大きかった。

ボール自体のレベルの高さだけでなく、試合を通じての投球術にも光るものを見せての完投劇。担当スカウトで、関係者へのあいさつも兼ねて球場に足を運んだ巨人・脇谷スカウトが、ネット裏でうれしい悲鳴を上げていた。「抑えのイメージで見ていたけれど、ここ一番でこれだけのギアチェンジができれば、先発も考えてしまう。いったい、どちらがいいのか…。いずれにしても、可能性が無限大にある投手です」。この言葉を聞いていたかのように、平内は試合後「できれば先発をやってみたい。今日の投球がアピールになるようならうれしいです」と話した。
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