市和歌山・松川vs県岐阜商・高木、プロ注目捕手対決は松川選手に軍配

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市和歌山vs県岐阜商の試合は、プロ注目捕手対決でもあった。市和歌山の松川虎生捕手と県岐阜商・高木翔斗捕手に注目が集まった。

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松川選手に軍配

市和歌山の松川虎生選手は、初回に県岐阜商の好投手・野崎慎裕投手に痛烈なセンター返しでヒットを打つ。4回にも逆方向のライト前にヒットを打って2安打を記録した。

またリードも絶妙だった。少年野球時代からバッテリーを組む小園健太投手の調子を把握し、変化球を中心に外角に変化球を出し入れし、9回4安打8奪三振完封の投球を見事に引き出した。

特に3回1アウト1,2塁の場面では連続三振を奪ったが、「あの回はもう抑えるしかなかったので意図して三振を狙いにいきました」と話し、三振を取るという意図を持って見事に2三振を奪った。

対する県岐阜商の高木翔斗選手は、第1打席に小園投手の変化球をレフト前に運んだが、その後は小園投手のスライダーに空振り三振を奪われた。8回2アウト2塁の場面では四球で勝負を避けられて貫禄を示した。リードでも野崎投手のキレのある球を活かした。

どちらかを選べと言われれば、この試合では松川選手を選ぶ。高校通算32本塁打の打撃も、振り回したり粗さを感じさせるものではなく、投球をしっかりと芯で捉えるような良いものだった。セカンドへの送球も映像の計測で1.8秒台を記録していた。

プロのスカウトの評価はスポーツ紙などで掲載されていないが、おそらく高く評価されるものになったと思う。高木選手は相手が超高校級右腕ということもあり、打撃での評価はこの試合では難しかったが、二人の差はほとんど無いとも思う。

松川選手は甲子園で、高木選手は春季大会で、できればホームランを見たい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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