天理高の達孝太投手が健大高崎戦で先発し、2回に自己最速を更新する148キロを記録、9回を投げて2安打8奪三振で完封勝利を挙げた。
2安打完封、148キロ
1回戦で161球を投げて完投していた天理の達孝太投手だったが、この日は初回からストレートの調子がよく、2回には自己最速を更新する148キロを記録した。「145くらいの力感だったのでびっくりした。直球で押していけた。自信があったのでピンチでも打たれてもいいくらいの気持ちで思いっ切り投げた。」と話した。
8回に1アウト1,2塁のピンチを背負ったものの、ショートゴロに打ち取り併殺で切り抜けると、9回も3つのフライに打ち取った。この日も134球を投げたが、9回2安打8奪三振で、230発打線の健大高崎をシャットアウトした。
スカウト評価
○東京ヤクルト・阿部スカウト:「大会前から、中何日とあけて球数を投げる準備をしてきているはず。投げる体力は十分あると思う。身長は大きいが、とても器用で制球力がある投手。」
○オリックス・谷口スカウト:「角度があり、球持ちも良く、打者寄りに球を押し込められる分、バッテリー間の距離が短く感じられるように、打者もタイミングが取りづらく感じた。まだ17歳になっていないと思うと、すごい選手になれる可能性がある。」
○巨人・水野スカウト部参与:「真っすぐが力強い。角度があるし、いろいろな変化球が投げられる。スタミナは全然ある。夏が終わってからになりますが、上位候補であることは間違いない。」
○横浜DeNA・安部スカウト:「今年1番良かった。去年の秋からセンバツにかけて、体の使い方やバランスが良くなった。ストレートが強くて、本当に魅力がある投手。体ができあがってない中、これだけ投げることが出来るのは素材として楽しみでしかない。夏までに150いくかも。関西なら小園と達が中心になる」
○千葉ロッテ・永野スカウト部長:「大きいわりにはフォームがまとまっている。球数は多いが、ここというところでは決められる。評判通り」
○千葉ロッテ・榎チーフスカウト:「今日の方がいいと思う。前回は球が抜けて高めにいっていたが、今日は低めに角度がある。」
○北海道日本ハム・山田スカウト顧問:「スタミナはありますね。細いけど、長身で下半身がしっかりしている。アウトコース低めに、インコースの球も投げきれている。将来性ある投手ですね。」
初戦に比べて球威もあり、非常に良い投球となった達投手。今大会では中京大中京・畔柳亨丞投手と市和歌山・小園健太投手が結果を残し、スカウトの評価を挙げたが、達投手もその一人となった。そして将来性でも評価される達投手。今大会の投球とともに、夏までにどれだけ成長しているのかが非常に楽しみ。

▽ヤクルト阿部スカウト 大会前から、中何日とあけて球数を投げる準備をしてきているはず。投げる体力は十分あると思う。身長は大きいが、とても器用で制球力がある投手。
▽オリックス・谷口スカウト 角度があり、球持ちも良く、打者寄りに球を押し込められる分、バッテリー間の距離が短く感じられるように、打者もタイミングが取りづらく感じた。まだ17歳になっていないと思うと、すごい選手になれる可能性がある。
▽巨人水野スカウト部参与 真っすぐが力強い。角度があるし、いろいろな変化球が投げられる。スタミナは全然ある。(最終判断は)夏が終わってからになりますが、上位候補であることは間違いない。
DeNA・安部スカウトは「夏までに(球速が)150いくかも。関西なら(市和歌山の)小園と達が中心になる」と急成長ぶりを絶賛した。
ロッテの永野スカウト部長は「大きいわりにはフォームがまとまっている。球数は多いが、ここというところでは決められる。評判通り」とドラフト上位候補の評価をした。

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