中京大中京・畔柳亨丞投手が12奪三振完封、9球団スカウトが評価「この世代を代表する投手」

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中京大中京の畔柳亨丞投手が、専大松戸戦で6安打12奪三振完封勝利を挙げた。視察したスカウトからは「この世代を代表する投手の一人」と絶賛された。

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147キロ

畔柳亨丞投手はこの日、「うなるような」と高橋監督が話すストレートを投げ、専大松戸の4番・吉岡選手は「人が投げる球ではなかった」と話した。高めのストレートは空振りを奪い、バットにあたっても前には飛ばなかった。

投球の中で工夫も見せた。初回にヒットと四球で2アウト1,2塁のピンチとなったが、これを抑えると、2回からはクイックモーションを入れたり、立つ位置もプレートの一塁側から三塁側へと変えた。「今日の状態で一塁側から投げると、体が倒れて抜けるボールが多くなる」と話す。

その結果、2回以降は安定し3回には2奪三振など三振も重ねた。結局、9回を投げて6安打12奪三振で完封、大会BIG4の大トリとして、素晴らしい結果で締めた。

スカウト評価

○阪神・和田TA:「初回から気持ちを入れて、真っすぐで全力投球できている。球が強いし切れもある。あれだけ目いっぱい腕を振るわりに、四球で崩れる感じが見受けられない」

○阪神・筒井スカウト:「ピンチになればなるほど真っ向勝負。真っすぐで押し込むハートの強さ、メンタルのタフさはすごく大事なこと。ランナーが出るほど真っすぐで押していく、強い真っすぐを投げられるのが最大の魅力。馬力もあるし、どこまで伸びていくのか楽しみな投手です。アベレージで140キロを超えてくる。常時140キロを超える投手は少ない。」

○中日・松永編成部長「真っすぐは速いし変化球もキレがあるし、コントロールもいい。タイプは違うが、これからも追いかけていきたい。」

○中日・米村チーフスカウト:「コースをつけるコントロールがある。ピンチになっても冷静で、投手として一番大事な冷静沈着に投げられるところは投手らしい投手だと思う。気持ちの強さがあるし、そういうのはスカウトとしてうれしい。今大会では小園と双璧でしょう。上のランクに並ぶような投球をしてくれたと思います。」

○横浜DeNA・進藤編成部長:「ここというところでギアを上げている。直球は力強い。豪腕というイメージ。」

○横浜DeNA・河原スカウトディレクター:「馬力があって、とにかく先頭打者を取ろうと初球から全力投球する。置きにいったりしないし、制球に自身があるのだろう」

○広島・苑田スカウト統括部長:「まだまだスピードが出る気がするし、甲子園でしっかり自分の投球ができた」

○巨人・榑松スカウト部次長:「120%の力で130球を投げきる体力、クローザーが投げているみたい。これはすごい。なかなか高校生にいないタイプ。」

○東京ヤクルト・伊東強化部長:「速球が魅力。全球種を全力投球しているように見えた。力もスピードもある投手。」

○福岡ソフトバンク・山本スカウト:「3年春のこの時期で、これだけコンスタントに強いボールを投げられるのは素晴らしい。攻撃的な投球をするし、変化球も悪くない。ボールの強さが目立つし、この年代を代表する投手の1人だと思います。」

○オリックス・牧田編成副部長:「右の本格派。140キロ台後半を投げられるだけの体力、腕の振りは彼の魅力。ランナーを背負ったときに向かってくる姿勢は天性のもの。伸びしろがある楽しみな投手です。」

○オリックス・下山スカウト:「真っすぐと分かっていても打ち取れるというところがいい。見てる方が叫んでしまうような魅力のあるピッチャー。昨年の高橋宏斗に負けないぐらいの素質を持っている。」

○千葉ロッテ・榎アマチーフスカウト:「馬力がある。中日の高橋投手に似ているタイプ。全力で腕を振っている。回転数が約2500で、プロでも上の方の数字。躍動感がある。最初は高めに浮いていたけど、途中から低くできていたし、試合の中でプレートの位置を変えるなど修正力がある。もちろん上位候補に入ってきます。」

○東北楽天・後関スカウト部長「馬力系。力で最後まで押し切った。終盤でもボールの勢いが落ちなかった。小園の方が投球はうまいが、こちらの方が馬力がある。それで言うと今年の高校生ではトップレベル。中日高橋投手にタイプは似ている。同じ高校で見ていて、意識しているのではないか。変化球の精度など、夏のさらなるレベルアップが楽しみ。」

今大会、注目をされながら結果を残した投手として挙げられるのは、市和歌山の小園健太投手、天理・達孝太投手、中京大中京の畔柳投手となった。ドラフト候補としても小園投手は1位指名が有力と言われいていたが、畔柳投手も1位候補に入ってくる。達投手もドラフト指名確実という所に入ってきており、夏までに上位候補、1位候補まで上がってくるかもしれない。

2024年度-高校生投手のドラフト候補リスト
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
センバツ第6日の対戦カードと注目選手
センバツ高校野球大会6日目の対戦カードと注目選手です。

▽阪神・筒井スカウト ピンチになればなるほど真っ向勝負。真っすぐで押し込むハートの強さ、メンタルのタフさはすごく大事なこと。ランナーが出るほど真っすぐで押していく、強い真っすぐを投げられるのが最大の魅力。馬力もあるし、どこまで伸びていくのか楽しみな投手です。アベレージで140キロを超えてくる。常時140キロを超える投手は少ない。

▽中日・米村チーフスカウト コースをつけるコントロールがある。投手として一番大事な冷静沈着に投げられるところは投手らしい投手だと思う。気持ちの強さがあるし、そういうのはスカウトとしてうれしい。上のランクに並ぶような投球をしてくれたと思います。

▼阪神・和田豊球団本部付テクニカルアドバイザー 初回から気持ちを入れて、真っすぐで全力投球できている。球が強いし切れもある。

 ▼中日・松永幸男編成部部長 真っすぐは速いし変化球もキレがあるし、コントロールもいい。(高橋宏斗と)タイプは違うが、これからも追いかけていきたい。

 ▼オリックス・下山真二スカウト 真っすぐと分かっていても打ち取れるというところがいい。見てる方が叫んでしまうような魅力のあるピッチャー。昨年の高橋宏斗に負けないぐらいの素質を持っている。

そんな畔柳について阪神・和田豊TA(テクニカルアドバイザー)は「真っすぐは強いし、キレがある。あれだけ目いっぱい腕を振るわりに、四球で崩れる感じが見受けられない」と評価。地元中日の米村明チーフスカウトも「ピンチになっても冷静で、真っすぐも変化球も低めに投げていた。今大会では小園と双璧でしょう」と絶賛した。

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