北海道日本ハムは、ドラフト1位で指名した天理高・達孝太投手に指名あいさつをした。2023年に開場する新球場での開幕投手になる意気込みを見せた。
新球場のオープニングピッチャー
日本ハムは大渕スカウト部長、担当の熊崎スカウトが訪問し、指名あいさつを行った。大渕氏などから新球場のタオルが渡されると、達孝太投手の目が輝いた。
「あの球場で投げられることだけでもありがたいですが、一番最初に投げさせてもらえるなら、本当にありがたいです」と話す。2023年にオープンする新球場、再来年の新球場の開幕戦に先発するのは誰かが注目されるが、達投手が名乗り出た。
大渕氏も「新球場を背負って戦ってくれる、栗山監督の言葉を借りれば、超のつく一流投手、が必要。あなたが最もそれにふさわしい、達君しかいないということで指名させていただいた」と話し、194cm右腕に期待を込めた。
達投手はドラフト前からメジャーへの挑戦を公言し、これが球団によっては、獲得してもすぐに移籍してしまうかもしれない、と判断を後退りさせた可能性がある。達投手もこの日は「それは今は考えていません。しっかり日本で活躍してから」と話す。
しかし、ダルビッシュ有投手、大谷翔平投手、有原航平投手など、世界で活躍する選手を育てると話す栗山監督には、これが前向きに捉えられた。この日も大渕氏は「夢に乗っからせてほしい」と話し、メジャー挑戦の夢を実現させ、それによってチームが強くなるという、大谷翔平投手と歩んだ過程を再現させる。
北海道日本ハムとなって初のシーズン開幕となったのが2004年3月27日、その試合は大阪近鉄との大阪ドームの試合だったが、達投手もその日に大阪で生まれている。栗山監督は「縁があるんだね。縁だよ。申し子だ」と達投手と縁を感じている。
再来年、新球場で投げる達投手が、6年後にはメジャーの舞台に到達するまで、北海道日本ハムの夢が続いていく。

メジャー志向も強いが「それは今は考えていません。しっかり日本で活躍してから」ときっぱり。ただ、大渕部長も「夢に乗っからせてほしい」と将来的な挑戦を否定しなかった。
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