旭川西・笠井崇正投手、11奪三振完封！

　春季高校野球北海道大会では旭川西ｖｓ網走桂陽の対戦が行われ、旭川西の143km右腕、笠井崇正投手が5安打11奪三振で完封勝利を挙げた。

　笠井投手は2年生の夏にリリーフとして登板し、秋からはエースとしての役割を担う。今春は旭川地区大会で先発し2試合で完投、2試合でリリーフ登板しているが完封は初めて。

　旭川西の最速１４３キロ右腕エースの笠井崇正投手（３年）が、９回５安打１１奪三振と快投し、網走桂陽を１―０で下した。９回には２死満塁フルカウントとなり一打逆転のピンチを迎えたが、最後の打者を力強い直球で見逃し三振。打線はわずか２安打に抑えられながらも、エースの力投で１点を守り抜いた。創部１９５０年で春の全道初勝利。「最後も、いつも通り１人抑えればいいという気持ちで投げた。打線が打たないときは自分が抑えないと、と思いました」と歴史的勝利にも試合後は冷静だった。